押井守の実写デビュー作「紅い眼鏡」の4Kレストア版、3月21日から全国順次公開

全国規模での劇場公開は初めて

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押井守監督による実写映画「紅い眼鏡」の4Kレストア5.1chバージョンが、3月21日から東京・キネカ大森で公開されることが分かった。そのほか、4月11日から大阪・テアトル梅田、4月18日からアップリンク京都、5月23日から東京・テアトル新宿など全国順次公開される。

同作は、1987年に公開された押井監督の初実写映画で、声優の千葉繁が主演を務めた。アニメ映画「人狼 JIN-ROH」のほか、押井監督が脚本、小説、漫画原作を手がけた「ケルベロス」シリーズの第1作でもある。2024年に35ミリネガフィルムをもとに4K画質でレストアするクラウドファンディングが実施され、支援者2953人から目標金額1000万円を大きく超える約5933万円が集まった。

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「ケルベロス」シリーズの1作である漫画「犬狼伝説」（漫画：藤原カムイ）を増補した「犬狼伝説　改」が3月19日に双葉社から刊行されることも決まった。「犬狼伝説」をカラーページふくめ完全収録するほか、「紅い眼鏡」のコミカライズ（40ページ）、押井監督、藤原、出渕裕（プロテクトギア・デザイン）の鼎談も掲載される。価格は4950円（税込）。