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インタビュー 2025年4月3日(木)19:00

「真・侍伝 YAIBA」石見舞菜香が見た、高山みなみの“座長のたたずまい” みんなにかけた言葉とは?【インタビュー】

「真・侍伝 YAIBA」峰さやか役の石見舞菜香インタビュー!

真・侍伝 YAIBA」峰さやか役の石見舞菜香インタビュー!

青山剛昌氏の代表作のひとつ「YAIBA」を新たにアニメ化する「真・侍伝 YAIBA」が4月5日から放送開始となる。主人公・鉄 刃(くろがね・やいば)役を演じるのは、同じく青山氏原作の「名探偵コナン」でも主演を務め、「YAIBA」の旧アニメ版でも刃を演じた高山みなみ。まさに今期最注目ともいえる作品だが、ヒロインの峰さやかを演じる石見舞菜香にとって、青山剛昌作品への出演、そして高山との共演はどのような時間なのか。

オーディションは自信がなかったからこそ「楽しもう」という思いで挑んだが、いざ出演が決まるとプレッシャーや不安が押し寄せたという石見。だが現場に向かうと、そこには “座長・高山みなみ”の頼もしい姿があった。石見が現場の空気感から芝居まで「土台を作り上げてくださっている」と感じた、現場での“高山みなみのたたずまい”とは? さらに、青山氏に対面した際のエピソードや、「名探偵コナン」世代である石見が思う「YAIBA」の魅力も教えてくれた(取材・文・写真/編集部)。


(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

【概要・あらすじ】

原作漫画「YAIBA」は、「週刊少年サンデー」(小学館刊)で1988~1993年に連載されたアクション活劇。今作「真・侍伝 YAIBA」は、原作漫画の完結から約30年を経ての“完全アニメ化”となり、青山氏のシナリオ完全監修のもと制作される。さらに、青山氏のもうひとつの代表作である「名探偵コナン」との連続放送となり、土曜の午後5時30分からの1時間が“青山剛昌アワー”となることも注目を集めている。

物語は、真のサムライを目指してジャングルで修行にはげんでいた少年・鉄 刃(くろがね・やいば)が、さらなる強さを求めて躍進していくアクション活劇。ひょんなことから日本に戻った刃は、父・剣十郎と縁のある峰家で暮らすことになる。峰家の娘・さやかとともに学校を訪れた刃は、剣道の実力者・鬼丸 猛(おにまる・たけし)と運命的な出会いを果たし、衝突を繰り返し、互いに強さを求める2人に呼応するかのように“古の力”が目覚める――。


■「テレビから聞こえてくる声」だった高山みなみとの共演 現場で見た“座長”の姿とは

(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

――石見さんは原作漫画の連載当時はまだ生まれていない世代かと思いますが、「YAIBA」という作品はもともとご存じでしたか?

私は、青山先生の作品だと「名探偵コナン」を物心つく前から見ていたような世代だったので、オーディションのお話をいただいて、初めて「YAIBA」に触れました。王道なアクションがあって、古き良きギャグもあって、かわいらしい面とかっこいい面のどっちも合わせ持っている作品だと思いました。

――物心つく前から青山剛昌さんの作品に触れてこられた、「名探偵コナン」を見てきた世代ということは、「名探偵コナン」でも主演を務めている高山みなみさんとの共演は特別な思いがあったのでは?

ずっと「テレビから聞こえてくる声」という認識で生きてきたので、まさかマイク前で一緒にお芝居ができると思っていませんでした。でも、1話のアフレコの時に、みなみさんが率先して声かけをしてくださったんです。みんなが緊張していたら、「私も緊張しているから緊張を楽しんでいこう」と言葉をかけてくださって、そこからアフレコがスタートしました。そして、マイク前では最初から「完成した刃」で、「これが刃だ!」という圧倒的な説得力のようなものを感じました。お芝居はもちろん空気感も、みなみさんに現場を引っ張っていただきました。みなみさんが土台を作り上げてくださっているなと感じています。

(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

――高山さんとマイク前で掛け合った時はどんな気持ちになりましたか?

もちろん、マイク前では「みなみさんだ!」とは思わず、さやかちゃんを演じることに集中しています(笑)。ですが後から振り返ると、練習で出なかった音が本番で出たりするので「みなみさんに引っ張っていただいているからだな」と思うことがたくさんあります。


■楽しかったオーディションを経て、出演決定後に押し寄せたプレッシャー

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――先ほど現場では緊張していたというお話もありましたが、オーディション時もかなりのプレッシャーだったのでは?

スタジオオーディションのことをよく覚えているのですが、さやかちゃんはこれまでの役者人生で演じたことのないタイプの女の子だったということもあり、全然自信がありませんでした。でも現場に行ったら、先に録音していたみなみさんの声とのかけ合いという形式だったので、「オーディションの場だけは、みなみさんの声とかけあって、さやかちゃんになれるんだから楽しもう!」みたいな気持ちになりました。だから、逆にプレッシャーがなかったんです。
受かる期待をしていなかったからこそ、せっかくの機会を心から楽しんで、なんなら「セリフのなかで遊んでみよう」くらいのマインドで臨みました。(オーディションでは)刃にツッコんだり叱ったりするシーンが多かったのですが、いつもの自分だったら怒り口調を強めにしたくなるところを、違うやり方を試してみたり。本当に(オーディションを)楽しく受けられました。

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――オーディションに受かって、いざアフレコがはじまってからの心境はいかがですか?

(さやか役に)決まった時が一番緊張しましたし、プレッシャーもありました。決めていただいたからには、スタッフの皆さんをがっかりさせたくないという気持ちや、さやかちゃんを魅力的に演じたい、作品の力になりたいという気持ちがあるので、いろんな責任を強く感じました。「きっと長い付き合いの作品になる」と思ったからこそ、「自分にできるのかな」という不安な気持ちにもなりました。

――そういう不安な気持ちを現場で鼓舞してくれたのが、先ほどお話された座長・高山みなみさんの存在だったのですね。


■ヒロインの峰さやかについて ツッコミ役は「新鮮で楽しいです」

(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

――ご自身が演じる峰さやかをどのようなキャラクターととらえていますか?

さやかちゃんは、わりとしっかり者で、どちらかというかツッコミ担当と言いますか、物語においてボケを正すみたいな役回りでもあります。刃みたいな存在がいてくれたらヒロインは守られがちになりそうですが、さやかちゃんは一人で立って生きていけそうな、しっかりした面を持っている子です。
あとは、敵に捕まった時に、戦わずしてちゃっかり抜け出していたり、そういう面白い一面も持っています。それから、乙女な一面、女の子らしい一面もあるので、男女共に好かれそうなキャラクターだと思っています。

――先ほど「これまであまり演じたことのないキャラクター」とおっしゃっていましたが、演じるなかで難しいと感じる瞬間はありますか?

さやかちゃんはツッコミ役も担っていますが、これまでツッコミ役をあまりやったことがなかったので、「古き良きギャグのノリ」みたいな展開のなかで、ちゃんとツッコミができるかなという不安はありました。でも、かけ合いのなかで「こういう言い方をしたい」と考えたり、ツッコミひとつひとつにさやかちゃんのいろんな表情を乗せられたらいいなと思いながら、毎話研究しています。演じていて、新鮮で楽しいです。

――主に刃にツッコむことが多いのでしょうか?

そうですね。刃の名前を呼んでツッコむことが多いので、「ヤイバ」の三文字の中に、そのシーンならではのものが込められたらいいなと思っています。


■青山剛昌が口にした高山みなみへの信頼 そして石見オススメの“青山剛昌アワー”の楽しみ方

(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

――放送枠が「真・侍伝 YAIBA」と「名探偵コナン」の連続放送となることから、“青山剛昌アワー”として注目を集めており、コラボ企画も行われています。コナン世代の石見さんとしてはどのような気持ちでしょうか?

名探偵コナン」とのコラボ音声を録ったことが、一番嬉しかったです。私にとっては“青山剛昌アワーの産物”と言いますか(笑)。まだ「YAIBA」は放送がはじまっていないので、そういったコラボを通してテンションが上がっています。

――石見さんおすすめの“青山剛昌アワー”の楽しみ方はありますか?

青山剛昌アワーがはじまった暁には、ぜひ両作品を聞き返してほしいし、見返してほしいです。2作品の夢の共演ですから!

――両作品ともに青山剛昌作品であり、高山みなみさんが主演ですが、高山さんとお話しするなかで「青山剛昌作品への理解が深い」「『YAIBA』という作品への理解が深い」と感じた瞬間はありましたか?

青山先生の話になりますが、1話のアフレコ後の飲み会に先生も来てくださったんです。その時に、みなみさんがいらっしゃらないところで、先生が「高山みなみはすごい」とおっしゃっていたことが印象的でした。「名探偵コナン」というアニメに長く携わるなかで作り上げた、おふたりの絆や信頼を感じました。そして、みなみさんとお話するなかでも、先生を信頼して尊敬していらっしゃることが伝わってきます。この「真・侍伝 YAIBA」という作品を通しても、そのことはすごく感じています。

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作品情報

真・侍伝 YAIBA

真・侍伝 YAIBA 4

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