2025年5月13日(火)18:00
「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」に新規ミニアニメ収録 中村悠一のインタビューも公開

新規ミニアニメ「劇場版総集編じゅじゅさんぽ」が収録決定
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」に、新規ミニアニメ「劇場版総集編じゅじゅさんぽ」が収録されることが明らかになった。五条悟、夏油傑、家入硝子の3人が登場する、のんびりした雰囲気のミニアニメとなっており、本編と同様にMAPPAがアニメ制作を手がける。

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さらに、オフィシャルインタビュー第1弾として、五条役の中村悠一のインタビューが公開。五条と夏油の関係性の変化、印象に残ったシーン、新規ミニアニメなどについて語っている。
また公開初日の5月30日には、メインキャストによる舞台挨拶の開催が決定した。中村悠一(五条役)、櫻井孝宏(夏油役)、遠藤綾(家入役)、永瀬アンナ(天内理子役)が登壇し、舞台挨拶の模様は全国の劇場でライブビューイングされる予定。劇場情報やチケット詳細は後日発表される。

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アニメ「呪術廻戦」シリーズは、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)に連載されたバトルアクション漫画が原作。魂に「呪いの王」両面宿儺を宿す主人公・虎杖悠仁が、東京都立呪術高等専門学校の仲間とともに、人間の負の感情から生まれる呪霊と戦う姿を描いた。第1期が2020年、第2期が23年に放送され、21年には本編の前日譚にあたる「劇場版 呪術廻戦 0」が公開された。第2期の続編となる「死滅回游」も制作中。
「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」は、テレビアニメ第2期で放送されたエピソード「懐玉・玉折」全5話の総集編となる。5月30日から公開。
中村のオフィシャルインタビューは以下の通り。
【五条悟役・中村悠一 オフィシャルインタビュー】

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――「懐玉・玉折」前半と後半で、夏油の考え方に変化が見えます。それによって五条との関係性も変化しますが、映像を観ていてどのように感じられましたか。
夏油が五条に対して抱いていた格差や劣等感が、確執へと変わっていきます。しかし、それは本人たちの確執というか、呪術師か呪詛師か“ついている側の違い”なんですよ。決して夏油が「五条を認めません」と言っているわけではなく、自分のたどり着いた考えに従って動くことにしただけで、関係性の変化というか「考え方を違えてしまったんだな」というのが僕の感想です。
夏油が考え方を変えるきっかけとなった天内のラストですが、おそらく、五条は夏油ほど重くは感じていないと思うんです。「自分にどれだけ力があっても守れないものはある」「伏黒甚爾のような呪力がなくても強いやつがいる」と知るきっかけになり、「起きてしまったことはしょうがない」と。でも、夏油はそうではなかった。そして、五条はそれに気付けなかった。僕は「劇場版 呪術廻戦 0」の段階でも、五条が夏油の考えを理解したとは思っていません。しかし“理屈”はわかったし、それでも「自分はそんな戦い方はしない」という考えに至ったのではないかと思っています。

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――中村さんが印象的だったシーンはどんな場面でしょうか?
「懐玉・玉折」はどのシーンも印象的ですが、1つ挙げるとすると、夏油と新宿で対峙するシーン。原作から読み取れた印象や、第1期・劇場版と演じてきた中で「五条は人に寄り添ったりしない人間だ」と思っていました。だからあの時、夏油にかける言葉はすべて「お前のやったことの意味がわからない」という感情をストレートにぶつける気がしたんですよね。しかし、テストでそのように演じたところ「今のだと五条が一方的に言葉をぶつけているので、夏油の気持ちを聞きに来ているように演じてください」と言われたんです。最終的には言い合いになってしまうのですが、会話の入り部分は最初に作っていったものとは方向性をチェンジして演じたので、印象に残っています。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
――「劇場版総集編」では、新たにアレンジされた主題歌に加え、5.1chサラウンドや、楽曲のリアレンジ等で、スクリーンで物語への没入感がさらに味わえるような映像になっています。改めて「劇場版総集編」の映像をご覧になった感想をお聞かせください。
大きなスクリーンや良い音響環境が備わっている劇場で物語を体感できるのが醍醐味かとは思うのですが、この「懐玉・玉折」は静かなシーンがすごく多いんですよね。自宅などのノイズの入る環境ではなく、映画館という閉鎖空間で集中して観るのに非常に適している作品だなと感じました。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
――新規ミニアニメの「劇場版総集編じゅじゅさんぽ」が挿入されます。そちらを観ての印象はいかがでしたか?
本編が2時間ほどあって、テレビアニメを見ていた方はすでに内容をご存じかと思うので、きっとしんどい方もいると思うんですよ(笑)。何度も観に行かれるファンの方もいるとは思うのですが、僕は1度で十分(笑)。その中での「じゅじゅさんぽ」は、数少ない息抜きのシーンになるのではないでしょうか。芥見先生らしいギャグも入っていて、「うわ、出た!」と思いました(笑)

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――「劇場版総集編」の公開を楽しみにしている皆さんに向けて、メッセージをお願いします
テレビシリーズだけで終わらすにはもったいないくらいのカロリーを込めた作品で、オンエアを見ている時からずっと「イベント上映でもいいから、劇場で観ることができないかな」と思っていました。それは「懐玉・玉折」だけでなく、これから先に待っている展開も、皆さんの期待を超えるものになると思います。もう全部映画でもいいんじゃないか?と思うくらい(笑)。今回は「懐玉・玉折」だけですが、劇場で上映されることが本当に嬉しいです。絶対に後悔はさせませんので、ぜひ劇場でご覧になってください。
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