スタジオジブリ「火垂るの墓」7月15日からNetflixで日本初の配信が決定

6月27日から都内で開催される「高畑勲展―日本のアニメーションを作った男。」では、「火垂るの墓」に着目した展示が予定されている

(C) 野坂昭如/新潮社, 1988

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高畑勲が監督・脚本を務めた劇場アニメ「火垂るの墓」が、7月15日からNetflixにて日本国内で配信が開始されることが決定した。

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同作は、1988年に「となりのトトロ」と2本立てで公開されたスタジオジブリ作品。直木賞を受賞した野坂昭如氏による短編小説を原作に、終戦間近の神戸を舞台に戦災孤児の兄妹がたどる悲劇的な運命が描かれた。

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Netflixでは、2024年9月16日から日本を除く190以上の国や地域で同作の独占配信が行われ、配信初週に、Netflix週間グローバルTOP10（映画・非英語部門）で第7位にランクイン。海外のファンによる投稿がソーシャルでトレンドとなるなど、非常に大きな注目を集めていた。

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国内配信の決定について、映画の著作権をもち、原作小説を刊行している新潮社コンテンツ事業室の矢代新一郎室長は、「夏が来る度に見ようと思う、そして誰か大切な人に勧めたくなる。今や、世界中でそんな評価を得ているようです。あの日から80年も経つのに、未だ戦火がやまない時代にあって、国籍、人種、民族問わず多くの方々の心にじわりと染み渡っていることを、嬉しく思います」とコメント。

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また、Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデントの坂本和隆は、「Netflixは2020年からスタジオジブリ作品を世界に届けておりますが、昨年の9月から新たに世界配信がスタートしたこの『火垂るの墓』が再び大きな反響を頂いたことに、改めて作品の力を感じ、また感銘を受けました。世界での評価はもちろん、この不朽の名作を日本の視聴者のみなさんにこそ、ぜひ観ていただきたいと考えておりましたので、今回の日本で初の配信が叶ったことを本当に嬉しく思っています。これを機に、ぜひこの夏、日本のご家庭でご鑑賞いただき、会話が広がっていくことを願っています」と話している。