2025年7月7日(月)19:00
「オッドタクシー」コンビが手がける劇場アニメ「ホウセンカ」10月10日公開決定 安元洋貴、斉藤壮馬ら出演 本予告なども公開
劇場アニメ「ホウセンカ」の公開日が10月10日に決定し、安元洋貴と斉藤壮馬、村田秀亮 (とろサーモン)、中山功太の出演が明らかになった。本予告、メインビジュアルなども披露されている。
同作は「オッドタクシー」の木下麦(監督・キャラクターデザイン)と此元和津也(原作・脚本)が再タッグを組んで手がける、ある男の人生と愛の物語。無期懲役囚の老人・阿久津(CV:小林薫)が、獄中で死を迎えようとするその時、人の言葉を操るホウセンカ(ピエール瀧)との会話のなかで、1987年の夏を振り返る。しがないヤクザだった若き日の阿久津(戸塚純貴)は、パートナーである那奈(満島ひかり)、その息子・健介とともに、海沿いの街にあるホウセンカが庭に咲くアパートで暮らしていたが、ある日突然大金を用意しなければならなくなってしまい、組の金・3億円の強奪を企てる。
阿久津とともに3億円強奪を企てる兄貴分の堤役を安元が担当。阿久津の後輩である若松役を斉藤、阿久津の子分・林田役をお笑い芸人の村田、同じく子分の小西役を中山が演じる。

イメージを拡大
オープニング主題歌は、作中の音楽も担当する3人組ポップバンド「cero」による「Moving Still Life」に決定。同楽曲は10月8日発売の「ホウセンカ Original Soundtrack」(3300円)に収録される。
本予告は、刑務所で孤独な死を迎えようとしていた阿久津に、ホウセンカが話しかけるシーンからスタート。「Moving Still Life」が流れるなか、かつて阿久津が那奈らとともに過ごす穏やかな日々や、堤や若松が登場する緊迫した場面などがボイス付きで収録されている。メインビジュアルは、縁側に並んで座り花火を見上げる阿久津と那奈の姿を描いたイラスト。2人の背後の窓に鮮やかな花火が映り、反対側からホウセンカがその光景を見つめるという構図になっている。
7月11日から各上映劇場ほかで、ムビチケ前売り券が発売されることも決まった。特典としてティザービジュアルを使用したオリジナルステッカー2種セットが付属する。価格は1600円。
キャスト陣、「cero」からのコメント全文は以下の通り。
【安元洋貴(堤役)】
「不思議」、の一言では片付けられません。真剣に向き合う、愛を持つ。それ自身はシンプルなはずなのに、そこに深く絡んでいく「不思議」のエッセンス。
ぜひ劇場でご覧ください。どのキャラが、というよりトータルでの熱を感じていただきたいです。
【斉藤壮馬(若松役)】
ふたたび木下監督×此元さんの世界にキャストとして関わることができ、これ以上なく幸せです。
静謐で、繊細で、それでいて深い余韻をもたらす物語。
みなさまの心にそっと沁み入ってくれることを願います。
【村田秀亮(とろサーモン)(林田役)】
阿久津の不器⽤さと哀愁がゆっくりと心に染み込んでくる……。
気づけば阿久津の人生が自分に転写した錯覚に陥り異様な感情でしみじみと泣けてきました。
どんな人生であれ、最後はどう或(あ)れたかだと思う。
こんなにも好きな作品のひとつになれたことが本当に幸せです。
【中山功太(小西役)】
普段アニメ作品は観ないのですが「オッドタクシー」を視聴した時、おもしろ過ぎてひっくり返りました。
声優を務めた芸人さんに心底嫉妬しました。
ですから、このたび「ホウセンカ」に関われて本当に幸せです。
駄声ですがご容赦ください。
【髙城晶平(cero)(オープニング主題歌)】
我々人間とは違った知性をもつ植物たちを、最近では「プランタサピエンス」と呼ぶ向きもあるらしい。僕はそのことを本で知ったのだが、森やビオトープにおける植物同士の社会づくりや相互扶助の作法には、確かに知性と呼ぶほかないような何かがあると思う。
そんな興味を抱いた矢先、この映画の話が舞い込んだ。ワクワクしながらシナリオを読むと、想像とはだいぶ違う「知性」を備えたホウセンカが登場し、思わず笑ってしまった。
同じサピエンスをもつ者として、いつかは友だちになれるかも。
【荒内佑(cero)(オープニング主題歌)】
夏のアパートの網戸、蚊取り線香。ブラウン管テレビ。夜風に揺れるカーテン。夕方の台所、時計の針。雑居ビルの事務所、白い蛍光灯。空の青さ、雲の動き。ハイブリッド自動車の音。
物語を包み込む繊細な描写は、阿久津が生きた⽇々に寄り添い、静かに祝福しているように感じます。劇伴も同じような存在でありたいと願いながら制作しました。
【橋本翼(cero)(オープニング主題歌)】】
私にとって初めての劇伴の経験となりましたが、作品の情景に導かれるような感覚で音を当てていきました。
大きな機械のなかの歯車のひとつのような気持ちで手探りな部分はありましたが、完成した作品を拝見したときに点と点がつながるような思いを初めて感じさせてもらい新鮮な体験となりました。
さまざまな境遇にある人たちに、この作品全体や、作中のどこか一部分が響いて、何かに伝播していったら社会はどんなふうになるのだろうと当てもなく想像しました。
作品情報
-
「ろくでもない一生だったな」独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人に声を掛けたのは、人の言葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で、老人は自身の過去を振り返り始める。
フォトギャラリー
フォトギャラリーへ

-
椿の堕ちる日 第六幕 -絶- 元親編
2016年06月21日¥2,200 ¥1,541
-
ヘタリア キャラクターソングCD The BEST Vol.3
2017年09月05日¥2,860 ¥2,355
-
アニメ「 ヘタリア Axis Powers 」 まるかいてベスト
2012年09月25日¥3,268
-
ドラマCD「囀る鳥は羽ばたかない」第6巻
¥4,950 ¥4,075
特集コラム・注目情報
関連記事
イベント情報・チケット情報
- 9月28日(日)
- 9月28日(日)
- 9月21日(日)
- 9月21日(日)
- 9月14日(日)