2025年7月29日(火)12:00
終戦80年「この世界の片隅に」リバイバル上映、8月2日に片渕須直監督&のん登壇の舞台挨拶を開催【思い出カットあり】
8月1日から期間限定でリバイバル上映される劇場アニメ「この世界の片隅に」が、8月2日に片渕須直監督とのんが登壇する特別舞台挨拶を行うことが発表された。併せて、本作のロケ地を片渕監督が訪れ、映画を紹介する特別番組「『この世界の片隅に』の舞台を訪ねて」がNHKで放送されることが決定。これを記念して今も残る広島・呉の街並みと映画の名シーンを振り返る“思い出カット”が披露された。
こうの史代氏による同名漫画をアニメ化した同作は、2016年11月に公開。第2次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも日々の暮らしを紡いでいく女性すずの姿を丹念に描いた。19年には、約30分の新規シーンを追加した長尺版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が公開されている。
封切りから9年が経ち、今年は戦後80年の節目となる年。作中のすずが、もしこの世界のどこかで今も暮らしていたとしたらちょうど100歳をむかえる年でもある。「この世界の片隅に」は8月1日から東京・テアトル新宿、広島・八丁座ほか全国88の映画館で公開。
披露された思い出カットならびに8月2日の特別舞台挨拶、リバイバル上映の入場者特典、NHKの特別番組の概要は以下のとおり。
呉の小春橋は、すずと周作がデートした夜に語り合いそっと心を通わせた特別な場所。時を経て橋は新しくなっているが、その名は変わらず残り、訪れる人は今もなお、二人が歩いた情景に思いを重ねて、灰ヶ峰の美しい姿を眺めることができる。
劇中、すずがスケッチをするシーンが数シーンあるが、その中の1シーンで描かれたのが、旧広島産業奨励館、現原爆ドーム。1996年に世界文化遺産に登録され、平和を願う象徴的な建物として大切に保存されている。
すずが幼少期に海苔を届ける途中で道に迷った際、服のショーウィンドウの前で立ち止まるが、それが大正屋呉服店。現在は平和記念公園のレストハウスして復元され活用されている。
すずが、北條家から呉の街に出かける際に前を通るのが、三ツ蔵。この蔵は商家の澤原家が、1809年(文化6年)に建てた土蔵造の蔵。呉市内から少し外れているが、戦争時の空襲被害から免れ、最小限の改築のみで現存している。当時の趣を残していた貴重な建物であり、国の重要文化財に指定されている。
■公開記念特別舞台挨拶(1)
【開催日時】8月2日(土) 12:20の回上映後/15:30の回上映前
【会場】テアトル新宿
【登壇者】のん、片渕須直監督(予定)
【チケット】チケットぴあにて販売。詳細は特設サイトで確認できる。
■公開記念特別舞台挨拶(2)
【開催日時】8月2日(土) 10:00の回上映後
【会場】ユーロスペース
【登壇者】片渕須直監督
【チケット】劇場販売サイトにて販売。
※詳細は劇場まで
■数量限定・入場者特典
※8月1日から全国の上映劇場で配布開始。なくなり次第終了。
■NHK広島「『この世界の片隅に』の舞台を訪ねて」概要
◆放送日時
・8月1日(金)午後10:00~<総合/中国地方向け> ※本放送(NHKプラスで14日間見逃し配信)
・8月2日(土)午後6:05~<総合/中国地方向け> ※再放送
・8月3日(日)午後3:05~ <総合/全国放送> ※全国再放送 (NHKプラスで同時配信/見逃し配信)
◆ナレーション:細谷佳正(周作役)
作品情報
-
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝...
フォトギャラリー
フォトギャラリーへ

-
この世界の片隅に [DVD]
¥4,180 ¥3,138
-
のんある酒場 ハイボール 350ml 24本 [サントリー ノンアルコール ハイボール]
¥3,709 ¥3,209 (¥134 / 本)
-
この世界の片隅に [Blu-ray]
¥5,280 ¥3,964
-
SWITCH Vol.36 No.2 特集:のん 7つの冒険 SEVEN WONDERS OF NON
2018年01月20日¥990
特集コラム・注目情報
関連記事
イベント情報・チケット情報
- 5月4日(日)
- 5月4日(日)
- 2月23日(日)