2025年8月11日(月)12:00
ディズニー&ピクサー最新作はあのジブリ作品から着想 「私がビーバーになる時」来春公開

“動物たちと話すことができる世界”を描く
©2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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ディズニー&ピクサー最新作「Hoppers(原題)」の邦題が「私がビーバーになる時」に決定し、2026年春に公開されることが決定した。主人公・メイベルがもふもふのビーバーに「ホップ(※意識転送)」した瞬間をとらえたティザーポスターと特報が披露された。
ディズニー&ピクサーは、「トイ・ストーリー」の“おもちゃの世界”、「モンスターズ・インク」の“モンスターの世界”、「インサイド・ヘッド」の“頭の中の世界”、「リメンバー・ミー」の“死者の世界”など、イマジネーションあふれるユニークな“もしもの物語”を描いてきた。8月1日公開の「星つなぎのエリオ」では、美しい星々の世界を舞台に少年の冒険と成長の物語が紡がれる。

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最新作で描かれるのは“動物たちと話すことができる世界”。主人公は、動物好きの少女・メイベル。科学者たちが発明した「人間の意識をリアルなロボット動物に“転送”させる方法」を利用し、ビーバーに「ホップ(意識転送)」したメイベルが、想像を超える動物界の謎を解き明かしていく。
特報では、長年「ホップ」の研究をしてきた科学者たちが、遂に実験に成功。その技術をメイベルに説明する中、科学者たちの反対の声を押し切りメイベルがビーバー型の動物ロボットに意識転送する様子が描かれる。
もふもふのビーバーとなったメイベルが目を覚ますと、空飛ぶトンボ、木の上に留まる小鳥たち、森中の動物たちの声が理解できるようになる。動物が大好きなメイベルが森の中を楽しく冒険していると、おっとりとした仲間のビーバーが目の前でクマに食べられそうになるピンチに遭遇。
必死に止めようとするメイベルに驚いたクマが口からビーバーを離すと、仲間のビーバーから「なんでとめるの?これがルールだよ」と逆に諭され、メイベルは大きなカルチャーショックを受ける。人間の感情のまま動物になったメイベルが、動物の世界のルールに驚く印象的なシーンとなっている。
監督・脚本は、続編も大ヒットした「インサイド・ヘッド」でストーリーボードアーティストを務めたダニエル・チョン。本作を制作するにあたり、ビーバーが住む国立公園を訪れたり、動物型のロボットを自然の中に設置し生態系を調査するドキュメンタリーを観たり調査を行ったというが、最大のインスピレーションを受けた一つが高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」だと明かす。両作とも人間と動物がどのように交流し、人間が動物にどういった影響を与えてきたかが描れており、大きな刺激を受けたという。
ダニエル・チョン監督は本作がもつオリジナリティについて、「ピクサーは、今まで魚の視点や動物の視点からさまざまな《もしもの世界》を描いてきました。本作では人間と動物の二つの視点を同時に描くという非常にユニークな手法で、新たな《もしもの世界》を生み出します」とコメントしている。
「私がビーバーになる時」は26年春公開。
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