2025年8月4日(月)19:00
「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」善逸役・下野紘と桑島役・千葉繁、師弟コンビの“高音”でつながった絆

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
イメージを拡大
7月18日から公開中の「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の公開御礼舞台挨拶が、8月3日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催され、我妻善逸役の下野紘と、桑島慈悟郎役の千葉繁が登壇した。
アニメ「鬼滅の刃」のイベントには初登壇となる千葉は、会場に集まったファンを前に「こんなにたくさんの方が応援してくれる作品の舞台挨拶に下野君と立つことができて、本当に幸せです」と喜色満面。下野も、千葉の登壇が念願だったようで「『鬼滅の刃』という作品は、炭治郎や善逸、柱達など様々なキャラクターがいて、そんな個性的なキャラクターをいろんな声優さんたちが演じています。『無限城編』の第一章の善逸を語るうえでも、どこかで千葉さんとこういった形でご一緒できたらいいなと、本当に思っていました」と喜びを語った。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
イメージを拡大
実は下野は、テレビシリーズ第1期のオーディションに臨む時点で、すでに千葉の存在を強く意識していたという。「漫画の切り抜きの善逸を見せていただいた際に、ギャーギャー騒いでいるかと思えば、シリアスな表情をしていたり、二面性が色々とあるキャラクターであるという印象を受けました。僕自身これまでもコミカルなキャラクターを演じる機会はありましたが、もっと激しいものを出さないと“我妻善逸”を表現できないだろうなと思い、どういう声を出したらいいのかと考えていた際、ふと千葉さんのようにはちきれんばかりの声を出さないとこのキャラクターは演じられないのではないかと思い、千葉さんをイメージしていました」と振り返り、「千葉さんの演技をヒントにして臨んだら、善逸役が受かって。そしてその後“育手”の爺ちゃんを千葉さんが演じられるということで、僕のなかで本当にうれしすぎて、千葉さんとこの作品で初めてアフレコでご一緒した時に、この喜びを伝えられるチャンスは他にないかもしれないと思ってご本人にお伝えしました。我妻善逸というキャラクターを演じるうえで、僕のなかでは千葉さんという存在は本当に大きかったです」と胸中を明かした。
一方の千葉は、善逸にとって大きな存在である桑島役を務めるにあたっては「ただ、弟子を育てる師匠というだけではなく、親のように時には厳しく優しく見守り、弟子を信じ切るということを意識しました。こいつはヘタレだけど大丈夫。強くなるんだ、まっすぐな生き方をしてくれるんだと善逸を信じる部分を壊さないように、師匠かつ親的な存在であるように演じました」とのこと。声を張り上げる演技については、千葉が「下野君も『柱稽古編』などで青筋立てながら頑張っていたもんね」と、ねぎらいの言葉をかけつつ「下野君は本当にまっすぐに演じられる人。全身全霊をかけて演じる姿が、まさに善逸だと思いました」と激賞。この言葉を受け、下野は「“爺ちゃん”として善逸を育てる、厳しい面を見せるというところから、千葉さんのあの高音が聞けないかなと思ったら、まさかの“師範と呼べ!!”のところで聞くことができて、アフレコ中泣きそうになりました。そんなところも含めて、しっかりお話しするのは『鬼滅の刃』が初めてだったので、その時に体を心配してくれて肩をもんでいただいたりして、本当にうれしかったです」と感動を伝えた。
「猗窩座再来」の感想を聞かれた下野が「『鬼滅の刃』は、毎回毎回クオリティが前作を超えている作品ですが、本作でも音と映像と迫力が何度も超えてきて、びっくりしました!」と興奮気味に語ると、千葉も「下野君も言っていましたが、画の力など、全てのスタッフさんが才能を注ぎ込んで、もちろん役者も頑張り、ああいったすごい作品ができあがりました。僕は常々思っていますが、みなさんおひとりおひとりのなかに『鬼滅の刃』が存在しています。同じ意見はなく、それでいいと思っています。伝えたかったことを、ご覧になった方がどこの部分を受け取っていただいたかはおのおの違うと思います。ご覧になったみなさまが『鬼滅の刃』という作品を持ち帰っていただいて、もう一度ご自身のなかで再構築していただくという楽しみが映画のなかにあると思います。あなたの中の『鬼滅の刃』を作りあげてください」と熱弁。さらに下野は「(本作は)善逸のなかで大きな物語のひとつになると思いますし、今までの善逸とは異なる雰囲気であることがわかっていたので、自分のなかで気合いを高めてアフレコに臨みました。緊張感や気合いは、今までで一番だったと思います。今回の戦いに集中していました」と収録にかけた思いをも明かした。
最後は下野が「本作をご覧になったみなさま、本当にありがとうございます。本作は我妻善逸にとって本当に重要な物語のひとつだと思います。僕自身この我妻善逸というキャラクターを通じて、よりいろいろな方に自分自身のことを知っていただいたと思っています。それだけではなく、自分自身が声優として積み重ねてきたものが全部発揮できるような素敵なキャラクターで、僕の声優人生においてなくてはならない存在のひとつだと思っていますので、これからも善逸で高めたものをさらに良い形で発揮して、そんな姿をいろんな方に見ていただきたいです。作品は、本作と、二章、三章と続きますので、まだまだ楽しんでください! これからも『鬼滅の刃』をよろしくお願いいたします!」とファンに呼びかけた。
作品情報
-
鬼となった妹・禰󠄀豆子を人間に戻すため鬼狩りの組織《鬼殺隊》に入った竈門炭治郎。入隊後、仲間である我妻善逸、嘴平伊之助と共に様々な鬼と戦い、成長しながら友情や絆を深めていく。そして炭治郎は《鬼殺...
フォトギャラリー
フォトギャラリーへ

-
SCREEN α Vol.3 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 特集号
2025年07月25日¥1,500
-
小野下野のどこでもクエスト3 Blu-ray 下巻 [Blu-ray]
2025年06月11日¥13,200 ¥7,894
-
劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来 ノベライズ (JUMP j BOOKS)
2025年07月22日¥858
-
下野紘アーティストBOOK Track (TOKYO NEWS MOOK)
2022年03月16日¥3,850
特集コラム・注目情報
関連記事
イベント情報・チケット情報
- 12月24日(水)
- 12月7日(日)