2025年9月3日(水)20:00
「違国日記」26年1月放送開始 主人公・高代槙生役に沢城みゆき、田汲朝役に森風子 PVとキービジュアルも公開
ヤマシタトモコ氏の漫画をテレビアニメ化する「違国日記」の放送が、2026年1月からABCテレビ、TOKYO MX、BS朝日でスタートすることが決定した。あわせて、主人公の高代槙生(こうだい・まきお)を沢城みゆき、田汲朝(たくみ・あさ)を森風子が演じることが明らかになり、PV第1弾とキービジュアル第1弾が公開されている。
17~23年に「FEEL YOUNG」(祥伝社刊)で連載された原作は、「マンガ大賞 2019」で第4位、「このマンガがすごい!2024」オンナ編で第5位、「ダ・ヴィンチ」の「BOOK OF THE YEAR 2023」コミックランキングで第1位を獲得した人気作。小説家の槙生と、彼女の姪で両親を亡くした朝、価値観も性格もまるで異なる2人が手探りで繰り広げる同居生活を描く。単行本は全11巻。24年には、新垣結衣と早瀬憩の主演による実写映画が公開されている。
沢城が演じる槙生は、孤独を好み“大人らしくない”生き方を貫く35歳の少女小説家。一方、今作がメインキャラクター初挑戦となる森が演じる朝は、人懐っこく素直な中学3年生の少女という役どころだ。
PV第1弾では、人見知りだが強い意志をもつ槙生と、無邪気だが複雑な状況に置かれてしまった朝、それぞれのセリフを聞くことができる。キービジュアル第1弾には、まるで違う国に住んでいるかのように対照的な、槙生と朝の日常のひとコマが描かれている。
キャスト、スタッフからのコメント全文は以下の通り。
【沢城みゆき(高代槙生役)】
高代槙生の声を担当させていただくことになりました、沢城みゆきです。
なんとか原作から香りたつままの槙生を、限りなく肉声でも継承できないかと集中しましたが……かつて中学生の女の子と暮らしたことがあったなぁ……というような、まるで自らの人生のなかに起きたことのように、“朝”を、『違国日記』の収録を思い返します。私は、他者である槙生の言葉をちゃんと口にできていたでしょうか。彼女の砂漠に起立できていたでしょうか。
絵と音楽と手を携えてみなさまにお会いできる日を、期待と不安いっぱいで静かに待っているところです。
【森風子(田汲朝役)】
私事ですが、「違国日記」はアニメのオーディションで初めてお役をいただいた作品です。
原作を読んで私が一番に思ったことは、「槙生ちゃんに会いたい!」でした。
朝としてこの作品に関わることで、その願いを間接的に叶えることができて、とてもうれしく思います。
拙い私を支えてくださったみなさんに、心から感謝しています。
「違国日記」は、人が人に心を掛ける、その難しさと尊さに気付かせてくれる作品です。
私が心打たれたものが、少しでもみなさまに伝わればと思いながら演じさせていただきました。
この作品が、心に砂漠をもつ人のオアシスとなれますように祈っています。
アニメ「違国日記」、お楽しみいただければ幸いです。
【大城美幸(監督)】
この作品が好きなのでアニメ化したいと声を上げてからかなりの時間が経ってしまいましたが、ようやく叶えることができそうです。
原作の読後感を大切にしつつ、アニメならではの「違国日記」を表現してみました。
素敵な声と音楽と共に楽しんでもらえたらうれしいです
【喜安浩平(構成・脚本)】
最終話の脚本をお渡ししてから2年と半年です。その間、現場が稼働し続けていたことを思うと、今作に限らず世のアニメーションをソファに寝転がってながら見するなど憚られます。さらに放送までまだ少し時間があり、きっと今も現場は動いているはずです。その粉骨砕身の日々に敬意を表し、その全貌を目の当たりにする瞬間を正座待機で迎えたいと存じます。
しかしそうなると、私が原作に触れたのは3年以上も前ということで。あの頃と今では、世相も創作を取り巻く諸々も、いくらかさま変わりしたような気がしないでもないかもしれませんがどうでしょうか。
ただ、槙生と朝の、あの2人を取り巻く生活だけは、いつだって変わらずそこに在るのだと信じられます。こんこんと湧く泉のように。誰かと語り合うべき普遍的で大切な物語は、いつだって、たとえ紀元前だって、誰かの孤独で個人的な心の反応と共に生まれてくるのだ。そんな創作の大原則をヤマシタさんと「違国日記」が教えてくれているように思うのです。
登場人物たちの営みに触れるたび、私は同じ痛みや喜びを味わえる自信があります。ぜひ一緒にご覧ください。
【羽山賢二(キャラクターデザイン)】
スタッフ一同精一杯頑張ります。
よろしくお願いいたします。
【牛尾憲輔(音楽)】
連載時から数年。
今、もう一度作品にふれたところ、まったく違う視点をもって、まったく違う箇所で心震えたことにびっくりしました。
年を経て、私は朝でしたでしょうか。槙生でしたでしょうか。それとも葬式の親族? 自問のまま、音楽を作りました。
せめて、すべてのひとに寄り添えますように。
……ただ、いくつになっても、乾いた寿司は殺す。
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