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イベント 2025年9月22日(月)12:00

新海誠、心残りがギュッと詰まった「秒速5センチメートル」 実写版を観て涙した理由を自己分析

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アニメーション監督の新海誠(「君の名は。」「すずめの戸締まり」)が9月17日、都内で行われた実写映画「秒速5センチメートル」の完成披露試写会に登壇した。

同作は、新海氏が原作・監督・脚本などを手がけたアニメ作品「秒速5センチメートル(2007)」を実写化したもの。新海氏は「試写を見ているうちに、何だかよく分からない涙が出てきて。素晴らしい作品に仕上げていただき、感謝している」と絶賛した。

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また、「名作だと言ってくださるが、本当に大した作品じゃないんです。心残りがギュッと詰まっている」と自身が手がけた「秒速5センチメートル(2007)」について言及。「アニメーションの作り方も分からないまま、アパートの1室でスタッフを集めて、見よう見まねでつくった作品。当時なりに必死でしたが、後悔がずっとあったんですね」と、製作当時を振り返る。

実写化については「愛おしい映画でもあるんですが、本当にこれでいいんですかと申し訳ない気持ちにもなった」と本音も。「当時の苦労を思い出したのか、自分たちが作った映画に含まれていた、いくつかの要素を膨らませてくれた(実写版の)物語の強さに泣かされたのか……」と涙した理由を自己分析していた。

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完成披露試写会には、主人公・遠野貴樹が大人に成長した姿を演じた松村北斗をはじめ、共演する高畑充希、森七菜、青木柚、木竜麻生、上田悠斗、白山乃愛、宮﨑あおい、吉岡秀隆、奥山由之監督した。

松村は「原作への敬意を大切にしたい思いが基盤にあったが、それが不安な理由でもあった」と語り、新海氏の絶賛コメントを受け取ると、「原作者の方にいい映画だと思ってもらえるのは、1つ必要な要素。そういう感想をいただくと、安心して100%の気持ちで、次はお客様に向けて……という思いに一歩進める」と感謝を伝えた。

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そんな松村に対し、新海氏は「当時はキャラクターを描くこともよく分からず、貴樹がどんな男性なのかも、分からないままだった。今回、(実写化された)映画を見たら、貴樹はこういう人物なんだと教えていただき、ようやく知り合えた気がした」と感謝を返していた。

秒速5センチメートル」は、10月10日に全国で公開される。

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作品情報

秒速5センチメートル

秒速5センチメートル 9

小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。

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