2025年12月10日(水)22:00
鈴木福&あの主演で「惡の華」実写ドラマ化 思春期の心の変化を描く衝撃的作品
鈴木福とあのが、テレ東のドラマ「惡の華」に主演することがわかった。原作は、電子コミックを含め全世界累計325万部を突破している押見修造氏の衝撃的作品。2026年4月から放送され、ディズニープラスでのアジア見放題独占配信も決定している。
原作は「別冊少年マガジン」(講談社)で連載され、アニメや映画、舞台など、様々な形でファンを魅了してきた。
舞台は群馬県・ひかり市。山々に囲まれた場所に住む中学2年生の春日高男は、毎日閉塞感を感じながら生きていた。そんな彼の心を救っていたのはボードレールの詩集「惡の華」。ある日の夕方、春日が忘れ物を取りに教室に戻ると、そこには憧れのクラスメート・佐伯奈々子の体操着が落ちていた。辺りを見回した挙句に春日がとった行動、それは体操着を衝動的に盗むという過ち。しかし、教室は無人ではなかった。一部始終をクラスの問題児・仲村佐和に隠れて見られていた。
翌日、秘密にする代わりに仲村からある“契約”を持ちかけられる。仲村に支配されるようになった春日は、彼女の変態的な要求に翻弄されるうちに絶望を知り、自らのアイデンティティーを崩壊させていく。意外なきっかけから佐伯と付き合うことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。仲村と佐伯の間で揺れる春日。春日と仲村は地元の大きなお祭りで大事件を起こす……。
鈴木は、春日高男役でテレ東のドラマ初主演。あのは、仲村役で地上波ドラマ初主演を飾る。

Ⓒ押見修造/講談社
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Ⓒ押見修造/講談社
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2人の主従関係を表しながらも、春日と仲村の心の危うさを表現した神秘的なビジュアル、原作者の押見が描き下ろしたイラストも披露された。春日と仲村に扮した鈴木とあのを特別に描き下ろしており、鈴木は「まさか押見先生に、僕の演じる春日くんを描いてもらえるなんて思ってもいなかったので、とても嬉しかったです!」、あのも「『惡の華』と出会ってから、押見先生の描く漫画にたくさんの感情をもらったので、とてもとても感慨深いです…!素敵な描き下ろしイラストをありがとうございます」とコメントを寄せた。
鈴木、あの、原作者の押見氏、スタッフのコメントは以下の通り。
■ 鈴木福(春日高男/かすがたかお役)
多くの方に愛され、学生時代のさまざまな感情の記憶を揺さぶられるこの作品の主人公を演じさせていただけること、とても嬉しく思います。僕と近い雰囲気を持ちながらも、話が進むごとにこれまで演じたことのないキャラクターへ変化していく春日高男に、ワクワクしています。彼の持つ悩みや葛藤は、彼と同じ年だった頃の僕も、今の僕も、形を変えながら持っているものだと思います。この作品を通して、自分の中にある「惡の華」を愛でて、観てくださる皆さんの何かに養分を届けられたら嬉しいです。
■ あの(仲村佐和/なかむらさわ役)
何かに追われている。ただ、何から逃げているのか、どこに向かって走っているのかわからないまま生きていた頃、この作品を周りの方々から幾度もお薦めされ、そして読んだ時の衝撃はよく覚えています。「出会ってしまった」という感覚。そして数年越しにまた出会いました。まさか仲村さんを演じさせてもらう人生になるとは思ってもいませんでした。このご縁を大切に体当たりで撮影に挑ませていただきました。絶対に見逃さないでほしいです。
■原作:押見修造
原作漫画の連載終了から十余年、また新たにドラマとして世に放っていただけることは、稀有な有り難いことだと思っております。鈴木福さんは、昨今の演技を拝見して、春日を演じて頂くのがとても楽しみです。あのさんには、以前から仲村さんのような純粋さと反逆精神を感じていました。昔漫画を読んでくださった方も、はじめての方も、観て頂けたら嬉しいです。
■テレビ東京 ドラマ制作部 漆間宏一(プロデューサー)
「クソムシが」「変態なんかじゃ・・・ない」原作の表紙にあるように、思春期や性、少年少女の衝動をテーマにした押見修造先生の大人気作のドラマ化です。突飛な話のように感じますが、揺れ動く思春期の感情は多くの方に共感いただける内容となっています。福くんとあのさんが魅せる多種多様な感情表現により、春日と仲村の複雑な主従関係を体現しています。コメディーもあり、シリアスもあり、どのシーンも感情を揺さぶられます。ディズニープラスでの配信もあるので、テレ東深夜作品の規模を超えた内容をお届けできると思います!(4月クールはまだ先ですが、嬉しくて早めに解禁しちゃいました。)続報もお楽しみに!!
■C&Iエンタテインメント 涌田秀幸(プロデューサー)
「生きていくことは変化していくことだ」と、敬愛する作家から教わった言葉があります。「惡の華」は春日高男と仲村佐和が生きるために変転していく話です。周囲を巻き込みながらも葛藤と拒絶を繰り返し、前に進む話です。物語の舞台は1998年(ドラマでは)。暦が2000年に変遷する時代に私は、形容できない不安に襲われた記憶があります。その時代を生きる、少年少女のお話です。そして、誰にでも訪れる思春期の物語です。漫画、舞台、アニメ、映画に続く5回目の彼らの人生を、ぜひお楽しみください。
作品情報
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悪の華(ボオドレール) (岩波文庫 赤 537-1)
1961年04月05日¥1,364
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悪の華 (新潮文庫)
1953年11月03日¥935
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