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実写 2025年12月9日(火)22:00

橋本愛×瀬戸康史主演「にこたま」渡辺ペコの人気コミックスを実写ドラマ化 「共感も共鳴も余りあるほどでした」

“正解のない愛”を描く

“正解のない愛”を描く

(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ

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橋本愛と瀬戸康史の主演で、渡辺ペコ氏の人気コミックス「にこたま」(講談社「モーニング」所載)がFODオリジナルドラマとして実写化されることが決定した。

原作は、2010年に連載が開始され、恋愛観、結婚観、家族観といった身近なテーマで多様なあり方を描き多くの支持を集めた作品。ドラマでは、恋人、結婚、家族の“当たり前”を根底から揺さぶり、“正解のない愛”に徹底的に向き合う令和の今こそ必要な挑戦的なラブストーリーとして描く。

(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ

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東京・谷中にある弁当屋「よねすけ」で働く浅尾温子(橋本)。特許などに関する手続きをクライアントに代わって行う弁理士の岩城晃平(瀬戸)。2人は大学時代に出会って 12年、長年同棲中で仲が良く、日々ともに食卓を囲み、互いの小さな変化にも気づける今の関係に満足した毎日を送っていた。そんな中、晃平は同僚で弁理士の高野ゆう子(比嘉愛未)とたった一度、関係を持ってしまう。

(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ

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橋本が演じるのは、下町の弁当屋で働きながら、周囲に流されることなく自分らしく生きたいと願う温子役。橋本は「原作のあっちゃんと今の私は、同い年。共感も共鳴も余りあるほどでした」と語り、「晃平との、恋でもなく愛でもない、名前がまだない関係についても、見守ってくれたら嬉しいです」とメッセージを寄せた。

(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ

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ともに主演を務める瀬戸は、大学時代からの温子の恋人で弁理士事務所に勤める晃平役を務める。優柔不断ながらも、誰に対しても分け隔てなく接する素直な性格の晃平は、人生の選択を迫られる中で、愛と責任の間で揺れ動いていく。

瀬戸は「原作を読んだ時、もし自分が同じ立場だったら何度も気絶しているくらいとんでもなく最悪の事態が起きているのに、読み終わった後は変な感情を引きずることなく、ある意味スッキリした感覚がありました」と原作の感想を明かし、「原作者の渡辺ペコさんが作り出す“軽さ”みたいなものを大切に、そして起きた事に対して誠実であることをテーマに演じました」と撮影を振り返った。

(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ

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晃平の同僚で、物語の鍵を握る存在となる高野ゆう子役には比嘉愛未を配し、複雑に絡み合う関係性を描く。

監督は、映画「PARKS パークス」「ジオラマボーイ・パノラマガール」「違国日記」などを手がけた瀬田なつき。劇中には、登場人物の感情や関係性を象徴する重要なモチーフとして「食」が物語の随所に登場。温子と晃平の日常に並ぶ料理は、言葉にできない気持ちをそっと映し出し、「食」を通して人生の喜怒哀楽が丁寧に描かれていく。

「にこたま」(全8話)はFODとPrime Videoで12月26日午後8時より1、2話配信開始。以降、毎週金曜午後8時に最新話配信。キャストと原作者の渡辺氏、瀬田監督のコメント全文は以下の通り。


橋本愛(浅尾温子役)】

普段から渡辺ペコさんの漫画を愛読していて、まさか自分が演じることが叶うなんて、夢にも思っていませんでした。
あっちゃんは、恋愛観、結婚観、子どもについての価値観など、世間との違和をずっと感じてきた人ではないかと思います。
原作のあっちゃんと今の私は、同い年。
共感も共鳴も余りあるほどでした。
あっちゃんは、自分にとっての“家族”がどんなものなのか、降り積もった砂をかき分けるように見つめていきます。
あっちゃんの選択は、この世に確かに存在する一つの道筋。
晃平との、恋でもなく愛でもない、名前がまだない関係についても、見守ってくれたら嬉しいです。


【瀬戸康史(岩城晃平役)】

原作を読んだ時、もし自分が同じ立場だったら何度も気絶しているくらいとんでもなく最悪の事態が起きているのに、読み終わった後は変な感情を引きずることなく、ある意味スッキリした感覚がありました。
晃平を演じる上で、原作者の渡辺ペコさんが作り出す“軽さ”みたいなものを大切に、そして起きた事に対して誠実であることをテーマに演じました。
愛や家族のかたちについて向き合えた作品でした。ぜひご覧ください。


【比嘉愛未(高野ゆう子役)】

今回、高野ゆう子役として出演が決まってから、原作を読み進めていくうちに、仕事ではキャリアを築き、精神的にも自立しながら、どこかに脆さや素直になれない強さを抱えて生きる彼女の姿に強く共感しました。
そんな彼女を演じられることを、とても楽しみにしていました。
“オトナ”とは何か、人と関わり合うことの愉しさと難しさ。
やさしい空気感の中で、そのテーマが描かれています。
ぜひ、ゆっくりと味わうようにご覧いただけたら嬉しいです。


【原作者:渡辺ペコ】

原作漫画の『にこたま』は十数年前の作品です。
漫画家として今より更に経験も自信もなく、試行錯誤しては落込み、の日々でした。
そのような原作を、こんなに華やかで実力のある俳優さん達と誠実なスタッフさん達が、今新たに形にして下さる機会に感謝しています。
十年以上経ってこんな幸運を頂けるとは。
原作を読んでくださった方も、全く知らない方も、新しい『にこたま』の世界を楽しんで頂けたら嬉しいです。


【監督:瀬田なつき】

渡辺ペコさんの描く、唯一無二の世界を、素晴らしいキャスト・スタッフとともに映像化できたこと、とても幸運に思います。ありがとうございます。
ワクワクしながら、ヒリヒリして、くすくすしながら、ゾクっとして─、言葉にできない混沌複雑な感情たちが、役者たちとともに、連なり重なり、画面のすみずみまで満ちています。見るたびにさまざまな発見のある、ちょっとお腹がすくドラマになっていると思います。

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