2019年3月25日(月)20:00
「プロメア」は声優・俳優2グループで収録 松山ケンイチ「『グレンラガン』最終回に勇気をもらった」
(C)TRIGGER・中島かずき/XFLAG
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「天元突破グレンラガン」「キルラキル」で知られる、今石洋之監督と脚本家の中島かずきコンビによる、オリジナル劇場アニメ「プロメア」のスペシャルステージが、3月24日に「AnimeJapan 2019」内で開催された。今石監督と中島に加え、アイナ・アルデビット役の佐倉綾音、バリス・トラス役の稲田徹が登壇したほか、サプライズゲストとして、ダブル主演を務めるガロ・ティモス役の俳優・松山ケンイチと、リオ・フォーティア役の早乙女太一が合流し、観客を沸かせた。
同作は、全世界の半分が焼失した「世界大炎上」の30年後を舞台に、“燃える火消し魂”をもつ消防隊員ガロと突然変異で炎を操る宿敵リオの戦いを描くアクションドラマ。メインキャストの起用については、中島が「(中島が座付作家を務める)『劇団☆新感線』に出演してもらった縁から、松山くん、早乙女くん、堺(雅人)くんに快く引き受けてもらった。第一希望だったので、嬉しい」と満足気。中島からのラブコールに、松山は「『天元突破グレンラガン』『キルラキル』のファンで、とくに『天元突破グレンラガン』の最終回はくじけることが多いときに何度も勇気をもらった」と応じ、早乙女は「ふたつ返事でお受けしました。声優というお仕事に憧れもあったのですごく嬉しかったです」と喜びを伝えた。
今石、中島作品の常連である稲田は「この作品に出られなかったらどうしようと思っていた。『天元突破グレンラガン』は、5年ほど悔しくて見られなかったほどです。(レミー・プグーナ演じる)吉野裕行くんらと、僕の演じるバリス・トラスが共闘しているので、『キルラキル』ファンならニヤリとできますよ」とアピール。
なお、同作の収録は、俳優と声優の2グループに分かれて行われた。メインキャラクターのひとり、クレイ・フォーサイトを演じる堺の話題では、早乙女が「堺さんの叫び声が凄すぎて驚かされました」と、その迫力を絶賛。今石は「堺さんは僕たちの期待を何倍も上回ってきたので、絵作りが大変だった」と苦労を明かすと、稲田が「TRIGGERは役者の芝居に合わせて絵を作り直してくれる」と笑みを浮かべた。松山は「『勇者王ガオガイガー』がすごく好きで、(本作でゲーラ役を務める)檜山修之さんの熱い声も大好きなんです」と共演を喜んだ。
今石が「現場はまだ追い込み中ですが、残り時間を使って最高の作品をつくります」と意気込みを新たにし、松山が「みなさんもガロのように子供の部分があり、大人な部分もあってバランスをとりながら生きていると思います。子どものままではいけない部分、大人になってはいけない部分、それをガロはバランスよく持っているキャラクターですので、そのあたりも楽しんでください」と作品の見どころを伝えて、ステージを締めくくった。
公開初日の5月24日に、オリジナルサウンドトラックが発売されることも決定した。「キルラキル」でも音楽を手がけた澤野弘之が書き下ろした全21曲を完全収録し、初回仕様限定盤特典には、三方背ケースと特製ブックレットが付属する。価格は3000円(税抜き)。
「AnimeJapan 2019」イベント特集
[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ) 映画.comが運営する、アニメ総合情報サイト。
作品情報
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世界大炎上―― 全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種<バーニッシュ>の出現だった。あれから30年――攻撃的な一部の面々が<マッドバーニッシュ...
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