2025年11月7日(金)21:00
「おおかみこどもの雨と雪」声優、あらすじまとめ 時代設定を「だいたい現代」にした狙い
11月7日午後9時から日本テレビ系「金曜ロードショー」にて、劇場アニメ「おおかみこどもの雨と雪」が本編ノーカットで放送されます。
同作は、2012年に公開された細田守監督によるオリジナル長編。人間の女性・花が、人間と狼の2つの顔をもつ「おおかみこども」の姉弟を生み、ひとりで育てあげる13年間の物語が描かれました。
番組内では、細田監督の最新作「果てしなきスカーレット」(11月21日公開)の特別映像がお披露目。「金曜ロードショー」での4週連続細田監督作品の放送を記念して、スタジオ地図制作の番組オープニングがスペシャルバージョンになります。
「おおかみこどもの雨と雪」のあらすじ、キャスト、知っておくと本作がより楽しめるトリビアをご紹介します。
【あらすじ】
「おおかみおとこ」と恋に落ちた19歳の女子大生・花は、やがて2人の子どもを授かる。雪と雨と名づけられたその子どもたちは、人間と狼の顔をあわせもった「おおかみこども」で、その秘密を守るため家族4人は都会の片隅でつつましく暮らしていた。しかし、おおかみおとこが突然この世を去り、取り残されてしまった花は、雪と雨をつれて都会を離れ、豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住む。
【主要キャスト】
花:宮崎あおい
彼:(おおかみおとこ)大沢たかお
雪(少女期):黒木華
雨(少年期):西井幸人
雪(幼年期):大野百花
雨(幼年期):加部亜門
草平:平岡拓真
草平の母:林原めぐみ
細川:中村正
山岡:大木民夫
韮崎のおばさん:片岡富枝
韮崎の旦那さん:小林隆
天童:井上肇
田辺先生:染谷将太
ラジオ・アナウンサー:桝太一
土肥の奥さん:谷村美月
堀田の奥さん:麻生久美子
韮崎:菅原文太
【「国宝」脚本担当の奥寺佐渡子氏との共同脚本】
「おおかみこどもの雨と雪」の脚本は、大ヒット公開中の「国宝」(李相日監督)の脚本を手がけた奥寺佐渡子氏と細田監督の共同で制作されています。「子育ての映画を作りたいと思った」という着想から生まれた同作の脚本づくりについて細田監督は、「プロットまで僕が書いて、脚本の1稿・2稿を奥寺さんに書いてもらって、3稿・4稿を僕、5稿と決定稿を奥寺さんにまとめてもらった、だいたいそんな感じです」と語っています(キネマ旬報社刊「細田守とスタジオ地図の10年」収録の細田監督が自作を語るインタビューより)。
【時代設定は「だいたい現代」。携帯電話を映さなかった理由】
細田監督は、本作の時代設定を「だいたい現代」とインタビューで語っています。物語のトーンとしては寓話的な側面も感じられますが、子どもを産んで育てるのに大変な思いをしている親が多い“今”を描くためには、本作の舞台は現代である必要があったためです。
また、時代的には携帯電話がある年代ではあるものの、作中に携帯電話を映さないようにもしていました。これは、前作「サマーウォーズ」で携帯電話が多く登場する映画をつくっていたため、「今度は携帯のないものを作ってみたい」という思いがあったからだそうです。
参考文献
「細田守とスタジオ地図の10年」(キネマ旬報社刊)
アニメハック編集部コラム
[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ) 映画.comが運営する、アニメ総合情報サイト。
作品情報

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ある日、大学生の花(はな)は、“おおかみおとこ”に恋をした。ほどなく、ふたりは愛しあい、ふたつの新しい命を授かった。雪の日に生まれた姉は≪雪(ゆき)≫、雨の日に生まれた弟は≪雨(あめ)≫と名づけ...
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