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特集・コラム 2021年8月27日(金)19:00

「ラブライブ!スーパースター!!」伊達さゆり&岬なこ 初顔合わせで「この5人なら大丈夫」と思った

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
(C)2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

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放送中のテレビアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」は、東京の表参道・原宿・青山の間にある新設校・私立結ヶ丘女子高等学校が舞台。同校初めての新入生である澁谷かのん(CV:伊達さゆり)、唐可可(Liyuu)、嵐千砂都(岬なこ)、平安名すみれ(ペイトン尚未)、葉月恋(青山なぎさ)の5人がスクールアイドルグループ「Liella!(リエラ)」を結成して羽ばたいていく物語が描かれる。「アニメハックTV」生配信後、ゲスト出演したかのん役の伊達さゆりと千砂都役の岬なこに話を聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)

――「アニメハックTV」でMCの徳井青空さんと共演されていかがでしたか。

伊達:小学校の頃からラブライブ!シリーズに憧れていて、個人的に矢澤にこちゃんと西木野真姫ちゃん推しだったので本当にうれしかったです。お会いするのは2回目でしたが、今回は3人でたくさんお話しすることができて、番組がはじまるまえから優しく声をかけてくださいました。徳井さんがすごく楽しそうにされていて、こちらまで元気をもらえたというか、あらためて大好きだなって思いました。ファン丸出しの発言ですみません(笑)。

岬:番組中は終始楽しくて、まさか憧れの先輩の番組に呼んでいただいてこんなふうにお話できるというのが過去の私からしたらありえないぐらい夢のような時間でした。今日はその時間をできるかぎり全力で楽しもうというのが目標で、無事達成することができたんじゃないかと思っています。さゆりん(※伊達さんの愛称)が言ってくれたとおり、徳井さんはその場すべてを巻きこむような明るい雰囲気をつくってくださって、最初少しあった緊張がどこかに飛んでいってしまうぐらいでした。本当にありがとうございましたという気持ちでいっぱいです。

伊達:先輩としてのアドバイスもいただけて、あとは私たち「Liella!」5人で頑張るのみだなとあらためて思いました。

澁谷かのん役の伊達さゆり

澁谷かのん役の伊達さゆり

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
(C)2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

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――伊達さんが一般公募オーディションをうけようと思った動機を聞かせてください。

伊達:昔から「ラブライブ!」のキャストになるのが夢でした。現実的な将来を思い描きながらも声優になりたいと一度は専門学校に通うことを考えていたぐらいだったんですけど、なかなか一歩を踏み出す勇気がでないままで、そんな高校3年のときに一般公募オーディションのことを知ったんです。こんなチャンスは二度とないかもしれないと思ってうけることにしました。

――合格の知らせはリモートで伝えられたそうですね。

伊達:最終審査まで進めたことが奇跡のような出来事で、結果がどうであれここまで楽しむことができたからいいやと思いつつ、でもいざとなると「ああ、うかりたかったな」という思いもきっとでてくるだろうな……そんなふうに思っているとき、リモートで確認したいことがありますと連絡がきたんです。そして後日リモートを繋いだら突然合格ですと言われたので、もうほんとに視界が真っ白になりました。涙もでなくて、あのときのことはほんとに覚えていないんです。その後すぐ自分の部屋から駆けだして、両親に「うかったよ!」と言ったときの2人の喜んだ顔だけよく覚えていて、それは今でも忘れられません。

嵐千砂都役の岬なこ

嵐千砂都役の岬なこ

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
(C)2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

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――岬さんは、ゲームをきっかけに「ラブライブ!」を知ったと「アニメハックTV」で話されてました。

岬:ひとつ上の姉が「スクフェス(スマホアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」)」をプレイしているのを見て、自分もやるようになってどんどんハマっていきました。それまでアイドル色の強い女の子だけの曲をあまり聴いてこなかったんですけど、音ゲーの楽しさみたいなところから楽曲に親しんでいくうちに、各メンバーの個性や声色などに徐々に惹かれていって、そのあとテレビアニメを一気見したんです。そこで「μ's」のみんながひとつの目標にむかって一丸となってひたむきに頑張る姿に胸うたれて、姉と劇場版も見にいきました。そこから声優を目指して、いつか「ラブライブ!」にでたいと思うようになったんです。

――「Liella!」のメンバーになったことをお姉さんは喜ばれたでしょうね。

岬:私以上に喜んでくれて、それが何よりもうれしかったです。兵庫から東京にでてきて、それまでは家族にたいして自分が何もつかみとれていない後ろめたさみたいなものがあったのですが、これからは自信をもって実家に帰ることができるなと思いました。

――「Liella!」メンバーの初顔合わせのときの話を聞かせてください。

伊達:初顔合わせの日は宮城から東京に日帰りできていて、行きの新幹線のときから緊張で心臓がバクバクしていました。でも、みんなと椅子に座って、今日から頑張っていきましょうと挨拶をしたとき、「あ、この5人だったら大丈夫な気がする」と感じられて不思議と安心できたんです。オーディションに合格してからこれからどうなるんだろうと心配ばかりしていましたが、同じような緊張や不安があるみんなと会えたことで親近感がわいたといいますか。そう思えたのがうれしかったのをよく覚えています。その場でデビューシングルの音源も聴かせてもらい、「Liella!」としてスタートをきることができたんだなと実感できました。

岬:私もすごく緊張していたんですけどみんなと会った瞬間、さゆりんと同じように「この5人なら大丈夫」と自信のようなものがわいてきました。顔合わせのあと、その日のうちにレッスンに入ったのですが、そこでみんなとどういうふうに接したらいいか距離感が上手くつかめなかったのも今となっては懐かしいです。早くみんなと仲良くなりたかったんですよね。私は関西出身だからそのノリでいってみてもいいかなと考えて、ちょっと冗談みたいな感じで話しかけたらみんなに苦笑いされた記憶があって……(笑)。具体的にどんなことを話したのかは覚えていないんですけど。

伊達:あった、あった(笑)。最初はみんなお互い敬語だったしね。

岬:メンバーの一員として頑張るからにはとにかく距離を縮めていきたいと思っていました。

伊達:なこたん(※岬さんの愛称)のそんな思いに助けられたことがあって、今日は絶対このことを言いたいと思っていました。顔合わせのあとのレッスンのとき、できないことだらけすぎて後半私は泣いてしまったんです。そのあとも別のレッスンがひかえていたのですが、みんな初対面ですから泣いてしまった子にどう接したらいいか分からず、泣いている私自身もどうしたらいいか分からなくなってしまって。そのとき、なこたんがスッときてくれて背中をさすってくれたんです。その日が初対面で一対一で話したこともないのに、「大丈夫、大丈夫」と言ってくれたことがすごくうれしくって……(涙をうかべて)あ、思い出しちゃった。そんなこともあって、みんなと一緒なら絶対に大丈夫だと思えたんです。

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
(C)2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

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――テレビアニメ第1話のオンエアを見て、いかがでしたか。

伊達:第1話の放送は5人で一緒に見たんですけど、映像も音楽もきれいで、涙がとまりませんでした。私たちの活動がテレビアニメというかたちになって見てもらえたことに感動しましたし、うれしかったという言葉しかでてこなかったです。
 放送前はアニメがはじまるのが本当に楽しみで、1週間前ぐらいは早く放送日がこないかなと思っていたんですけど、だんだん不安になってきて、もともとそういう癖があるんですけど、放送前日は眠れないぐらい余計なことをいろいろ考えてしまいました。でも、放送後に数えきれないほどのメッセージをSNSにいただいて、「かのんちゃんがさゆりんでよかった」というコメントがたくさんあったことで本当にホッとしました。それまで「私がかのんちゃんでよかったのかな」と何千回も思ってきたので、私でいいんだと思えたのがすごくうれしくて、「ここまでやってきてよかった。明日からも頑張ろう!」と思いました。
 家に帰ってLINEを見たら、家族や親戚が入っているグループの通知が大変なことになっていました(笑)。オンエア中すごく盛りあがっていたみたいで、見きれないほどのやりとりが繰り広げられていました。今こうしていられるのは、やっぱり家族が東京に送り出してくれたからで、すぐに電話してあらためて感謝の言葉を伝えました。

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
(C)2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

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岬:デビューシングルのリリースイベントのときもはじまったという実感がありましたが、みんなで第1話を見ることによって、またひとつ新たな一歩を踏み出せたなという感覚があってうれしかったです。アニメの内容はもちろん、これまでみんなで頑張ってきたことを思いだして涙してしまったところもありました。アニメのなかでメンバーが頑張っている姿を見ながら、私自身もっともっと頑張ってみんなの気持ちに応えたいなと思いました。
 第1話はかのんちゃんと(唐)可可ちゃんのやりとりが中心で、ちぃちゃん(※岬さん担当メンバー・嵐千砂都の愛称)はそんなに出ていなかったんですけど、皆さん本当に細部まで見てくださって、SNSに「あのときの表情がかわいかったです」「あのセリフにぐっときました」など私も気がつかなかったようなうれしい感想をたくさん寄せてくださって、全部にお返事したいぐらいの気持ちでひとつひとつ読ませてもらいました。

――第5話以降の注目ポイントを教えてください。

伊達:(平安名)すみれちゃんと(葉月)恋ちゃんが今後どうお話にからんでいくのかを見ていただきたいです。あと、第3話の最後に登場した2人組の「サニーパッション」というグループがどう関係していくのかにも注目してもらえればなと思います。第5話の予告には、水着を着ているところが映っていますが、どんなシチュエーションなのかも楽しみにしてもらえるとうれしいです。

岬:いきなり水着だもんね。

伊達:予告を見た方は「なぜ急に?」となったと思います(笑)。

岬:かのんちゃんたちに新たなつながりが増えて、メンバー同士の関係性のようなものもさらに深堀りされていくのが第5話の見どころのひとつだと思います。

伊達:みんなが楽しくしているなか、あるメンバーのちょっと複雑な心境なども対照的に描かれていて、見るときはちょっと気持ちが忙しくなりがちなんですけれど、そこもふくめて面白いのでぜひ見ていただければと思います。

伊達さゆりさん、岬なこさんがゲスト出演した「徳井青空のアニメハックTV #05」もあわせてご視聴ください。

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アニメハック編集部

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[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ)
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作品情報

ラブライブ!スーパースター!!

ラブライブ!スーパースター!! 49

私立結ヶ丘女子高等学校、表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に初めての入学生がやってきた。歴史もない、先輩もいない、名前も全く知られていない、ないない尽くしの新設校で、澁谷かのん...

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