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特集・コラム 2024年10月3日(木)19:00

「妻、小学生になる。」娘役の野村麻衣子 「麻衣として生きるのがすごく楽しかった」

(C)村田 椰融/芳文社・妻小プロジェクト

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10月6日からスタートするテレビアニメ「妻、小学生になる。」は、最愛の妻を亡くした夫の前に、10歳の小学生に生まれ変わった姿で妻があらわれるところからはじまるヒューマンストーリー。
 2人の娘である新島麻衣役を演じる野村麻衣子は、シリーズのメインキャラクターを演じるのが今回初めて。役が決まった経緯や、圭介役の平川大輔、妻の貴恵・小学生の白石万理華役の悠木碧らとの収録エピソードなどを聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)

――「アニメハックTV」に出演されて、いかがでしたか。

野村:皆さんの前で「妻、小学生になる。」についてお話しするのは今回が初めてで、放送前のタイミングですから、ネタバレをしないようにちょっとドキドキしながらお話させてもらいました。MCの徳井(青空)さんとは初めてお会いしまして、気さくにお話いただけたおかげですごく楽しむことができ、ありがたかったです。

――新島麻衣役のオーディションの話は、どのようなかたちできたのでしょうか。

野村:最初マネージャーさんから、「なんか合うと思うんだよね」みたいな感じでお話をもらいました。テープオーディション用の原稿にあったセリフは、この物語のキーとなるシチュエーションということもあり、原作を最後まで読んでからセリフの収録に臨みました。自分自身、家族を大切に思う気持ちがありますので麻衣の心情と重なるところがあって、彼女の家族への思いというものを、上手く表現できたらなと思いながらの収録でした。
その後、事務所から「受かりました」というメールをもらって役がきまったことを知りました。私はアニメのシリーズでメインキャラクターを演じるのが初めてだったので、すごくうれしかったです。

――本作は「妻、小学生になる。」というタイトルとは裏腹に、ファンタジーな部分だけでない家族のリアルな心情が描かれています。その点は、どう感じられましたか。

野村:たしかに、妻が小学生になって戻ってくるという部分だけを切り取るとファンタジーのようなお話なんですけども、妻が戻ってきた現実とみんなが直面していくところは、ファンタジーと言っていいのかと思えるぐらいリアルなものが感じられました。日常生活の描写も多く、ただ家族のちょっと楽しいシーンなどはコミカルなところもあり、お母さんが小学生として通うシーンなどは、アニメらしい楽しいシーンだったなと印象に残りました。

――第1話の収録は、どのような感じだったでしょうか。

野村:第1話のときは、もうとにかく緊張していました。圭介役の平川(大輔)さん、妻の貴恵・小学生の白石万理華役の悠木(碧)さんがお芝居で引っ張ってくださり、ありがたいことにアフレコは全部一緒にやらせていただけたので、掛け合いなどを家族そろってやれたのは、すごく光栄でした。
収録の待ち時間は、それほど人数が多くない現場だったこともあって、みんなでなんてないことを和やかに話すような温かな現場でした。収録のあいだに「妻、小学生になる。スピンオフ 初恋相手の君は誰?」が連載されていて、みんなで読むのを楽しみにしていました。

――新島麻衣役として収録に参加されて、あらためてどう思われましたか。

野村:ひとつの役をシリーズ通して毎話で演じることができるのは、とてもうれしかったです。会話が多い作品でもあったので、平川さん、悠木さんたちと会話のお芝居をご一緒しながら、麻衣として生きるのがすごく楽しかったですし、刺激にもなりました。

――音響監督などから収録でディレクションをうけられたところなどありましたら聞かせてください。

野村:序盤の話数は麻衣のイメージにぴったりなのでそのままの雰囲気でというふうに言っていただきました。後半にはいって、あるシリアスなシチュエーションを演じるときは、音響監督さんから麻衣の心情の変化を丁寧に説明いただいたのがとても印象に残っています。まだ詳細にはお話しできないのでぜひ放送で見て欲しいです!

(C)村田 椰融/芳文社・妻小プロジェクト

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――放送前の段階で、本作の注目ポイントを聞かせてください。

野村:ティザービジュアルにある「愛とは、たとえ苦しくても相手の幸せを願えること。」というキャッチコピーは、この作品を見事にあらわした言葉だなと思っています。妻の貴恵がもどってきたことをきっかけに、人を愛する楽しさと相手を尊重するがゆえゆえの苦しさなどが、さまざまな立場から描かれているところを、作品を見て感じていただきたいです。

――作品タイトルにちなんで、野村さんの小学校時代の思い出を聞かせてください。

野村:私が通っていた小学校には屋上があって、天気のいい日は給食の鍋などをみんなでワゴンで運んで、屋上で給食を食べる習慣がありました。小学校の思い出のなかでも、すごく印象深いもののひとつです。

野村麻衣子さんがゲスト出演した「徳井青空のアニメハックTV #36」もあわせてご視聴ください。

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