2024年10月24日(木)20:00
第37回東京国際映画祭(TIFF2024) アニメ部門「ビジョンの交差点」作品紹介
第37回東京国際映画祭は10月28日から開催
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10月28日~11月6日に開催される第37回東京国際映画祭のアニメーション部門では、国内作品が7、海外作品が5、回顧上映として「宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター」の計13作が「ビジョンの交差点」と題してラインナップされている。
東京国際映画祭のYouTubeチャンネルでは、アニメーション部門のプログラミング・アドバイザーである藤津亮太氏による見どころ解説動画が配信中。動画とあわせて、以下の作品紹介を参照していただきたい。
■国内作品
「きみの色」
(C) 2024「きみの色」製作委員会
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「けいおん!」「映画 聲の形」「平家物語」などで知られる山田尚子監督のオリジナル長編映画。人が「色」として見える女子高生のトツ子が、同年代の男女2人とバンドを組み、音楽によって心を通わせていく。
「ルックバック」
(C) 藤本タツキ/集英社 (C) 2024「ルックバック」製作委員会
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「チェンソーマン」の藤本タツキ氏による同名漫画を、押山清高が監督・脚本・キャラクターデザインを兼任してアニメ化。漫画を描くことが好きな2人の少女の交流と成長を描く珠玉の青春ストーリー。
(C) 黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会
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黒柳徹子氏が自身の幼少時代を自伝的につづったベストセラーを「ドラえもん」のシンエイ動画が長編アニメ化。好奇心旺盛で元気いっぱいなトットちゃんが、ユニークな校風のトモエ学園で小学校生活をおくる姿が描かれる。
(C) いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会
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いましろたかし氏の同名漫画を、アニメーション作家の久野遥子と映画監督の山下敦弘の2人で監督。寺の住職のもとで暮らす化け猫のあんずちゃんと住職の孫娘かりんが交流する様子が、実写の動きや表情を抽出してアニメーション化する「ロトスコープ」の手法で描かれた。
「クラユカバ」
(C) 塚原重義/クラガリ映畫協會
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塚原重義監督の初となる長編アニメーション映画。集団失踪事件の謎を追って地下世界「クラガリ」に足を踏み入れる私立探偵・荘太郎の活躍がレトロな世界観で描かれ、荘太郎役の声を六代目・神田伯山が担当している。
「数分間のエールを」
(C) 「数分間のエールを」製作委員会
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気鋭の映像制作チーム「Hurray!」が映像統括、「ラブライブ!」の花田十輝が脚本を手がけたオリジナル長編。ミュージックビデオの制作に情熱を注ぐ男子高校生と音楽の道を諦めた女性教師の出会いを軸に、モノづくりの楽しさや苦しみを描く青春群像劇。
「メイクアガール」(ワールドプレミア)
(C) 安田現象/Xenotoon・メイクアガールプロジェクト
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アニメーション作家の安田現象が、自身の自主制作アニメ「メイクラブ」をベースに長編化したSF恋愛サスペンス。原作、脚本、監督、絵コンテ、演出、CG監督を安田が一手に担い、人々の生活をサポートするロボットが普及した近未来の物語がつづられる。2025年1月31日に一般公開。
■海外作品
「メモワール・オブ・ア・スネイル(原題)」(ジャパン・プレミア)
(C) Arenamedia Pty Ltd.
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本年度のアヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)を受賞したオーストラリアのクレイアニメーション(監督:アダム・エリオット)。カタツムリ集めが心の拠りどころの孤独な少女グレースが、奇妙な女性ピンキーとの友情を通して希望を見いだしていく。
「Flow」(ジャパン・プレミア)
(C) Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.
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「Away」で知られる、ラトビアの映像作家ギンツ・ジルバロディス監督の長編第2作。大洪水で消えようとする町から旅立った猫の冒険がセリフなしで描かれる。
「ギル」(ジャパン・プレミア)
(C) STUDIO Meditation With a Pencil
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小説家ク・ビョンモの同名小説を、「Green Days~大切な日の夢~」のアン・ジェフン監督が映像化した長編。エラを持つ青年に助けられた女性が、青年の正体を追うなかで彼の奇特な人生を知ることになる。
「野生の島のロズ」(ジャパン・プレミア)
(C) 2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.
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児童書「野生のロボット」シリーズを原作に、「リロ&スティッチ」「ヒックとドラゴン」のクリス・サンダースが監督したドリームワークス・アニメーション30周年記念作品。2025年2月7日に一般公開。
「オリビアと雲」(アジアン・プレミア)
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ドミニカ共和国初の大人向けアニメーション(監督:トーマス・ピカルド=エスピラット)。2組の男女を通じて描かれる愛の複雑さが、多彩なアニメーションのスタイルを用いて描かれる。
■回顧上映
「宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター」
(C) 東北新社/著作総監修 西﨑彰司
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1974~75年に放送されたテレビシリーズを再編集し、77年に公開された劇場版。人類最後の希望である宇宙戦艦ヤマトは、滅亡の危機にある地球を救うためガミラスから妨害をうけながらイスカンダル星を目指す。4Kリマスター化は、「“原初の形”にすべてを戻す。余計な加工はしない。当時作られた画と音をただひたすら磨き上げる」というコンセプトのもと行われた。
第37回東京国際映画祭(TIFF2024)公式アニメ特集
[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ) 映画.comが運営する、アニメ総合情報サイト。
作品情報
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