81プロデュースが世界初「声優ミュージアム」をオープン　ライブサロンでは声優の公演も予定

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声優事務所の81プロデュースが、8月8日に世界初の、声優に関する博物館「声優ミュージアム」を開館した。

ミュージアムは、東京・笹塚にある同事務所の社屋2階にオープンし、日本国内で独自の発展を遂げた声優文化の認知拡大を目的に、アニメや映画の貴重な収録台本をはじめ、文化的価値が高い品々を多数展示する。展示内容は、アニメ黎明期のものから、現在放送中の作品まで多岐に渡り、これまで、幾多の声優たちが歩んできた歴史を振り返られる。入場料は無料で、展示物は随時入れ替え予定。

そのほか、館内には“声優神社”が設置されており、声優に関するさまざまな願いを、絵馬に見立てたメモに書き込んで貼ることができる。併設されたモニターでは、斉藤壮馬や上田麗奈ら81プロデュース所属の声優がアフレコを行なう模様を収録したVTRが上映される。

開館に先駆けて催された内覧会では、81プロデュースの代表取締役であり、声優ミュージアム館長を務める南沢道義をはじめ、同事務所所属の声優・中尾隆聖、三木眞一郎、山北早紀らが登壇した。

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同じく声優の駒田航が司会進行を務めるなか、南沢は「世界には7000を超える言語がある。そのなかでも、日本語が持つ奥深さがアニメやゲームの文化を発展させてきた」と持論を述べ、同館が担うべき役割に期待を寄せた。大ベテランの中尾は「亡くなった諸先輩方が『どうしてもっと早く（ミュージアムを）作ってくれなかったんだ！』と言う声が聞こえてくるよう。先輩の想いを受け継ぎ、それを後輩に伝えられることが嬉しい」と感慨を語った。

門出を祝したテープカットの後は、登壇声優らによる朗読も披露。東日本大震災の復興支援として行ってきた絵本の読み聞かせと、完全オリジナルシナリオを用いた探偵ドラマを演じた。

同館に併設されたライブサロンでは、このような、声優によるパフォーマンスを年間約50公演ほど行う予定となっている。8月8日に行われる開館記念イベントには、田中里和、徳石勝大、ランズベリー・アーサーが、8月9日には田中あいみ、米内佑希、ランズベリーが出演する。