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インタビュー 2015年8月28日(金)21:12

Tom-H@ckとオーイシマサヨシの新ユニット“OxT”「オーバーロード」OP主題歌「Clattanoia」リリース記念インタビュー (3)

「オーバーロード」オープニング

オーバーロード」オープニング

(C) 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

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――収録はいかがでしたか?

オーイシ:OxTとしての活動は今年からスタートしましたが、Tomくんとの仕事はたくさん経験しているので、特にボーカル撮りなどはソツなくこなせました。スタジオに、なぜかウクライナの留学生が紛れ込んでしまったのにはビックリしましたが(笑)。

Tom-H@ck:「Clattanoia」は大部分が英語の曲なので、KADOKAWAの方が確認のためにネイティブスピーカーの方を連れてきたのかと思ったんですが、ぜんぜん関係なかった(笑)。ウクライナの民芸品を売り歩いている方なんですが、マンションの一室を使ったスタジオだったので、民家と勘違いして入ってきてしまったんです。

オーイシ:人生でも初めてのできごとだったので、ショッキングでした。しかもKADOKAWAの方が民芸品を購入して、しきりに感心していたのにも衝撃を受けましたね(笑)。ボーカル撮りに苦戦していたなら、もっとピリピリしていたでしょうが、こうして笑い話として思い出せるくらいスムーズな収録でした。

――それはさすがに驚きますよね……。ところで曲タイトルの「Clattanoia」とは、どういった意味があるのでしょうか?

オーイシ:モモンガ様のイメージを表現した、“paranoia”(偏執病)と骨がカタカタなる音を表す“Clattar”を組み合わせた造語です。

Tom-H@ck:アニメ的にキャッチーな響きも気に入ったので、タイトルに決定しました。

――なるほど。タイトルからも「オーバーロード」のために作られた曲であることがわかるんですね。では「Clattanoia」の聴きどころを教えていただけますか?

オーイシ:手前味噌ですが、Aメロ、Bメロ、サビにそれぞれモチーフがあり、それらがひとつになってストーリーを構築しているので、全体として楽しんでいただけると思います。

もうひとつ、オートチューンボイスを使っていることの意味を感じていただけると嬉しいですね。これまで「オートチューンはダサい」と言われていましたが、これからは、ひとつの手段として取り入れられていくべきエフェクトなんだよ、ということを提示したかったんです。

Tom-H@ck:ある程度のキャリアを積んできた僕らが、今あえてオートチューンを選んだ、ということに意義があるんですよね。

オーイシ:一時期は僕も、オートチューンが大嫌いだったんです。でも、時代は変わりました。僕たちが自信を持って、オートチューンを前面に押し出していることの意味を汲み取っていただければ、この楽曲はもっと映えるんじゃないかと思います。

Tom-H@ck:僕もすべてが聴きどころだと思っていますが、個人的に特にここを、ということならギターソロを挙げさせてください。アドリブの塊ですが、トリッキーで、普通のギタリストならあまりやらないような演奏をしています。“雑にならず、でもカッコイイアドリブ感”を目指しました。

「オーバーロード」オープニング

オーバーロード」オープニング

(C) 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

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――それでは最後に「オーバーロード」をお楽しみのファンのみなさま、「Clattanoia」のCDリリースを心待ちにしている方々へのメッセージを

オーイシ:聴覚的にはもちろん、MVなどのビジュアル面でもすばらしい作品に仕上がったと思っています。アニメ「オーバーロード」は、ファンのみなさまからの評価も上々なようですが、それをさらに押し上げていくお手伝いが少しでもできれば嬉しいです。カップリングの「Lost you」も、とてもいい曲なので、8月26日の発売日を楽しみにしていてください。

Tom-H@ck:OxTとしては初のシングルで、MV撮影も初めての試みでしたが、聴覚的にも視覚的にも、OxTとして、ひとつの形を初めて具現化できた作品になりました。OxTの存在を、みなさまに焼き付けることができれば、と思っています。

また「Clattanoia」は「オーバーロード」という作品のためにだけ生み出された曲ですので、ファンの方の作品に対するイメージや世界観を、さらに深めることができるなら、それが何より嬉しいですね。

――本日はありがとうございました!

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オーバーロード

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