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インタビュー 2015年8月29日(土)12:00

「弱虫ペダル」声優・山下大輝が語る「坂道くんと一緒に一歩ずつ歩んできた2年間」

「劇場版 弱虫ペダル」主人公・小野田坂道役 山下大輝

劇場版 弱虫ペダル」主人公・小野田坂道役 山下大輝

(C) 渡辺航 (週刊少年チャンピオン)/劇場版弱虫ペダル製作委員会

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渡辺航氏のロードレース漫画をアニメ映画化した「劇場版 弱虫ペダル」が、8月28日に劇場公開となる。主人公・小野田坂道を演じる声優の山下大輝がインタビューに応じた。

「弱虫ペダル」は、アニメが好きなオタクながらロードレースの素質を持った坂道が、自転車で走る楽しさを知り、総北高校自転車競技部の仲間とともに、幾多の強豪チームが待ち受ける戦いに挑んでいく。劇場版は渡辺氏書き下ろしのオリジナルストーリーで、テレビシリーズ第2期「弱虫ペダル GRANDE ROAD」の後日談として、卒業を控えた総北3年生のラストレース“熊本 火の国やまなみレース”の激闘が語られる。山下は、「どっぷりとハマってしまう熱さを持った『弱虫ペダル』を生み出した渡辺先生。そんな先生自らオリジナルで描く劇場版が、どんな世界になるのか本当に楽しみでした」と振り返る。

満を持して行われたアフレコには、「(テレビシリーズで)インターハイが終わったからといって、坂道くんという人間が変わるわけではないので、そのままの気持ちで臨んだ」。収録は丸1日を要する長い戦いとなったが、「テレビシリーズで培った空気感は健在で、部室のような楽しい雰囲気で収録できた。でも、レースが始まればみんな命がけ。『やっぱりこれだな』という懐かしさがあった」そうで、「(泉田塔一郎の名フレーズである)『アブ』を久しぶりに生で聞けて嬉しい。『アブ』が炸裂していました」と喜ぶひと幕も。そして「キャストはみんな『弱虫ペダル』が大好きなので、その熱量が伝われば」と期待を寄せる。

本作は「テレビシリーズと連載中の原作漫画の架け橋になるお話」となっており、「テレビシリーズだけを見てくださっていた方にとっては、先の展開を予見させる内容になっているし、原作を読んでいる方はニヤリとできるはず」。さらに、ファンにはそれぞれたまらないオールスター総出演となっている点を「ファンの方ひとりひとりに、お気に入りのキャラクターがいると思いますので物語だけじゃなく自分の好きなところに注目して見ていただけるのも楽しいはず」とアピール。山下ならではの着眼点として、坂道と巻島の師弟関係、各キャラクターの“絆”を注目ポイントとしてあげる。新キャラクターである熊本台一のエース・吉本進の活躍もハイライトで、「(テレビシリーズにも登場した熊本台一キャプテン)田浦とのコントラストがとてもおもしろい」のだという。

山下は、「坂道くんが無経験だったところからロードレースに挑戦していく姿は、新人声優であった僕にも通じるものがありました。坂道くんと一緒に一歩ずつ歩んできた2年間です」とこれまでの道のりを感慨深げに述懐。公開を心待ちにしているファンに「劇場ならではの映像と音声で、まるで飛び出してくるような迫力が楽しめるはず。何度も見返していただけると新しい発見があると思います。現行のチーム総北が挑む最後の戦いを、見届けていただけるとうれしい」と呼びかけた。

作品情報

劇場版 弱虫ペダル

劇場版 弱虫ペダル 6

舞台は、"火の国"熊本、阿蘇の山。まだ誰も知らない物語が、始まる―。全国大会<インターハイ>において、激闘の末に見事総合優勝を勝ち取った総北高校自転車競技部の小野田坂道。夏も終わりに近づく中、卒...

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