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インタビュー 2015年10月8日(木)21:00

「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」真賀田四季役・木戸衣吹に聞く新境地への挑戦

「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」真賀田四季役・木戸衣吹

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」真賀田四季役・木戸衣吹

(C)森博嗣・講談社/「すべてがFになる」製作委員会

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森博嗣の小説「すべてがFになる」および「四季シリーズ」がアニメ化され、10月8日から「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」として放送をスタートする。今回は、物語のキーキャラクターとなる天才プログラマー真賀田四季(まがたしき)を演じる声優・木戸衣吹に、自身が演じる役柄のファーストインプレッションや、アフレコの舞台裏などを尋ねた。

同作は、四季の研究所で、両手両足を切断された死体を発見してしまった、大学准教授・犀川創平(さいかわそうへい)と学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、密室殺人の謎に挑むミステリィ作品。

木戸にとっては、神秘的で底の見えないキャラクターを演じるのは初めての試み。「新しい境地を見せたい」と意気込むが、浅野いにおによる四季のキャラクターデザインを見た時には「ミステリアスで怖そう」と感じたという。しかしスピンオフ作品「四季シリーズ」を読み、四季が「普通の女の子の側面も持っている」ことに気づけたのだそう。また、収録に際して監督の神戸守から「四季は実は内に情熱を秘めた人」だという説明を受け、その点も演じる上で意識したそう。

木戸は現在の四季のほか、少女時代の四季も演じる。「14歳の四季は恋する女の子としての側面も持っているので、少女のような気持ちで演じています。犀川先生や(西之園)萌絵ちゃんと話す時とは演じ方を変えているんです」と明かす。

また同作は、理系ミステリィの代名詞「すべてがFになる」が原作だけに「哲学的で難しいセリフが多い」のだという。そんな中にあっても「ロボットのように感じられてしまわないよう、四季が人間であることを強く意識しました」とのこと。ほかの出演陣も「頭のいいしゃべり方」については頭を悩ませており、互いにシーンの解釈を助けあいながら収録に臨んでいるという。

木戸が演じる真賀田四季

木戸が演じる真賀田四季

(C)森博嗣・講談社/「すべてがFになる」製作委員会

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収録は、画は用意されているものの、役者が演じたセリフに合うように、収録後に(口パクなどの)動画のほうでタイミングや長さを調節する「セミプレスコ」で行われた。こちらも、木戸にとっては初挑戦だが「自分の心地よいタイミングでお芝居できる」と手応え十分。「四季が萌絵を問い詰める緊迫感のあるシーンは、セミプレスコならではの迫力が出せました」と胸を張る。犀川役の加瀬康之が、リアリティを追求するため、実際にくわえタバコで収録を行っているなどのウラ話も明かされた。

木戸が推す第1話、第2話の見どころは「犀川先生と萌ちゃんのかけ合い」。こちらも、セミプレスコでしか表現できない内容になっているという。また、注目のキャラクターは? と尋ねると、木戸は「自分で言うのもおかしいですが……」とはにかみながらも、自身が演じる四季をあげた。四季は同作における最重要キャラクター。その動向が、不可解な物語の謎を解くカギを握っている。

最後に木戸は「初めて演じるタイプの役なのでプレッシャーは大きいですが、自分にできることを精一杯がんばっていきます。あまりアニメを見たことのない方でも楽しめると思いますので、ぜひみなさんでトリックを暴いてみてください!」と視聴者に呼びかけた。

作品情報

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 19

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