2015年10月29日(木)19:00
「亜人」瀬下総監督「キャストの演技に恥じない映像が作れた」と手ごたえ
人気声優陣も舞台挨拶に結集
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第28回東京国際映画祭のパノラマ部門に選出された、劇場版アニメ「亜人 第1部『衝動』」のワールドプレミアが10月28日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた。総監督を務めた瀬下寛之、監督の安藤裕章、主人公・永井圭役の宮野真守をはじめ、海斗役の細谷佳正、戸崎優役の櫻井孝宏、田中功次役の平川大輔、下村泉役の小松未可子、永井慧理子役の洲崎綾らが舞台挨拶に立った。
同作は、「good!アフタヌーン」(講談社)で連載中の桜井画門氏による同名漫画が原作。交通事故死から息を吹き返し、不死の新人類・亜人であることが発覚した高校生の永井圭と、それを追う日本国政府の戦いを描く。11月27日から2週間限定で上映される「第1部『衝動』」を皮切りに、3部作が製作される劇場アニメのほか、テレビアニメ化も決定しており、2016年1月15日からTBS、MBSほかで放送が開始される。
宮野は、亜人である圭を演じるにあたり「不死の体になることで、さまざまな人に狙われて傷ついていくのが辛かった。実験のため、物理的に傷つくのはもちろん、親や友達からも狙われる精神的な痛みもあり、その辛さを精一杯表現した」と語った。小松は収録当時を振り返り、「収録時にはカメラが回っていて、私たちの表情がアニメへ表現されたシーンもあるそう。よりリアルな演技に注目してほしい」と見どころを話した。
瀬下総監督と安藤監督は「絵に先行してセリフを収録するプレスコという手法を用い、絵のない状態でキャスト陣が作り上げたキャラクター像を、映像作りに反映させている。迫力ある演技に対し、恥じることのない映像を作ることができた」と、確かな手ごたえを感じたという。
瀬下総監督は「主人公の圭は特殊な力を持っていても、世界を救うとかは考えない、普通の男の子。人にとって最後の救いになるかもしれない『死』を奪われた彼が、文字通り必死になって生きる意味を見出す。その生き様を楽しんでほしい」と客席に訴えた。第28回東京国際映画祭は、10月31日まで開催。
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17年前、アフリカ。
神の兵と呼ばれた不死身の兵士が、米軍によって拿捕された。世界で初めて、“亜人”の存在が実証された瞬間だった。その特徴は、不死。病死、事故死、どのような状況下で死亡しようとも...
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