2016年1月29日(金)21:00
15年度映像ソフトの総売上は前年比減 前年の「アナ雪」ムーブメントが影響
オリコンがこのほど、2015年度の「映像ソフト 年間マーケットレポート」(同社調べ)を発表した。調査期間は2014年12月29日~15年12月27日。
報告によると、映像ソフト市場は総売上額が2304億8000万円で前年比91.6%、総売上枚数は3798万6000枚で前年比87.3%といずれも減少。一大ムーブメントを巻き起こしたディズニーアニメーション「アナと雪の女王」が底上げした市場をカバーできるかが15年の課題とされていたが、DVD売上の急速な低下などの要因もあり、厳しい結果となった。
さらに、09年の同レポートの発表開始以来、初めてブルーレイが総売上額でDVDを上回ったものの、ブルーレイの総売上は1200億4000万円で前年比97.1%、総売上枚数は1519万8000枚で前年比89%と、初めて前年売上を割り込んだ。総売上同様、減少の要因はムーブメントを起こすヒット作の不在。15年のアニメジャンルの売上は、「アナと雪の女王 MovieNEX」の14年の売上(232万3000枚、100億3000万円)とほぼ同規模の金額と枚数がマイナスとなった。
ジャンル別売上においてはこの傾向がさらに顕著にみられ、前年に「アナと雪の女王」、テレビドラマ「あまちゃん」「半沢直樹」などのヒットに恵まれたアニメ、邦ドラマの2ジャンルは、ブルーレイ、DVDともに売上金額、枚数のいずれも減少。それ以外のジャンルは、ブルーレイ売上額の増加とDVD売上額の減少という傾向が強まっている。しかし、ブルーレイ売上が拡大する以上にDVDの減少が進んでおり、ブルーレイとDVDを合計した映像ソフト全体の売上額は、映像ソフト8ジャンルのうち、6ジャンルが売上を落とす結果となった。
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