2016年4月9日(土)20:00
「山賊の娘ローニャ」が第4回国際エミー賞・キッズアワードのアニメーション部門最優秀作品賞を受賞
宮崎吾朗監督(左)と川上量生プロデューサー(右)
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宮崎吾朗の初テレビアニメ監督作品「山賊の娘ローニャ」が、「第4回 国際エミー賞・キッズアワード」のアニメーション部門で最優秀作品賞を受賞した。同賞はテレビ界のアカデミー賞と呼ばれる「エミー賞」の国際版で、米国以外で制作された優れたテレビ作品に贈られる。
「山賊の娘ローニャ」は、「長くつ下のピッピ」でも知られるスウェーデンの女性作家アストリッド・リンドグレーンが、1981年に発表した「山賊のむすめローニャ」が原作。中世ヨーロッパ風の世界に広がる雄大な森の古城で暮らす山賊一家の娘・ローニャの成長を通して、愛情と喜びに溢れた家族の物語が描かれる。NHK Eテレでは4月8日に再放送がスタートしたばかり。
受賞にあたり、宮崎は「子どもたちに見てほしくて取り組んだ作品なので、とても嬉しい。すべての関係者、スタッフ、そして家族に感謝し、この気持ちを分かち合いたい」と喜びを語った。また、同作のプロデューサーを務めた川上量生は「CGアニメが未経験の宮崎吾朗監督が、手描きアニメの画風を3DCGで再現することに挑戦したことは大きな賭け。しかし、この賭けはスタジオジブリ作品に代表される良質の日本アニメの伝統を将来にわたっても受け継ぐためにはどうしても必要だった。今回の受賞は、この試みが成功したことのなによりの証明」とコメントしている。
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