アニメ版「planetarian」は配信版＆劇場版で展開　原作ゲームからすずきけいこ＆小野大輔らが出演続投

アニメ版「planetarian」ポスター

(C)VisualArt's/Key/planetarian project

イメージを拡大

「CLANNAD」「Angel Beats!」で知られる、VisualArt'sの美少女ゲームブランド・Keyが、2004年に発売したPCゲーム「planetarian～ちいさなほしのゆめ～」のアニメ化決定にともない、4月15日に東京・秋葉原ラジオ会館で「planetarian project」制作発表会を開催した。

同作は、世界大戦後に星すら見えなくなってしまった封印都市が舞台。誰も訪れないプラネタリウムで解説員を務めるロボット・ほしのゆめみと、都市を徘徊する戦闘機械（メンシェン・イェーガー）の襲撃から逃れてきた謎の男・屑屋の物語を描く。アニメーション制作は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを手がけるdavid productionが行う。

アニメ「planetarian」が配信と劇場で展開！

イメージを拡大

発表会には、VisualArt'sから丘野塔也、池田憲彦、アスミック・エースから青井宏之、同作の監督を務める津田尚克、音楽担当の折戸伸治が出席。アニメ化が、配信版「planetarian～ちいさなほしのゆめ～」と、劇場版「planetarian～星の人～」の2形態で展開することが明かされ、キービジュアルとPVがお披露目された。ゲーム版では設定されていなかった屑屋のビジュアルも、新たに描き起こされている。

配信版は全5話で、ゲームをなぞったストーリーを描く。7月7日からニコニコ動画、J:COMオンデマンド、milplusほかで配信をスタートする。劇場版は配信版の映像を使いつつ、屑屋のその後を描く「planetarian project」のクライマックスを飾るストーリーになる。9月3日から東京・TOHOシネマズ 新宿ほかで全国ロードショー。

津田、折戸以外のアニメ版スタッフも明らかになった。脚本を津田と「食戟のソーマ」のヤスカワショウゴ、シリーズディレクターを「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の中山勝一と「遊☆戯☆王ARC-V」の町谷俊輔が務めるほか、キャラクター原案を原作同様に駒都エージ、キャラクターデザインを「ケロロ軍曹」の竹知仁美、メカニックデザインを「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の海老川兼武が担当する。

ゆめみと屑屋のキャスト、デザイン画も公開された。ゆめみ役を「リトルバスターズ！」のすずきけいこ、屑屋役を「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の小野大輔が演じる。両名は原作ゲームからの続投で、すずきは「“原作よりも人間味のあるロボット”というオーダーをいただき、原作にはなかった感情表現も意識しました。この12年でゆめみの声の出し方も表現もカドが取れて、優しくなったことに気づきました」、小野は「長い時を経て再び『planetaria』を世に届けられて嬉しい。色あせない不朽の名作、その無窮の輝きを見届けてほしい」とメッセージを寄せている。

同作の主題歌情報も発表された。「planetarian～ちいさなほしのゆめ～」のエンディング主題歌は「ばくおん！」の佐咲紗花が歌う「Twinkle Starlight」、「planetarian～星の人～」の主題歌は「AIR」のLiaが歌う「星の舟」、イメージソングは「恋と選挙とチョコレート」のCeuiが歌う「Worlds Pain」に決定。「Twinkle Starlight」は、5月27日に配信予定のニコニコ生放送で、本編第1話冒頭とあわせて公開される。