新人声優グループ・ツキクラが選抜メンバーを発表　サプライズにメンバーも嬉し涙

イメージを拡大

アイドルユニット・Six GravityやProcellarum、SolidSなどが所属する、2.5次元芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション（ツキプロ）」発の新人声優グループ・ツキクラが、7月18日に東京・科学技術館で、初の単独ホールイベント「TSUKINO CROWD FESTIVAL 2016 SUMMER（クラフェス）」を開催した。

「ツキクラ」は、次世代を担う男性声優の発掘＆育成プロジェクトとして、アニメイトグループ協力のもとソニー・ミュージックエンタテインメントが開催した「ツキプロMusic Grand Prix 2016」で合格をつかんだ男性声優13名によるユニット。放送中のテレビアニメ「ツキウタ。THE ANIMATION」に登場するキャラクターたちのように、歌って踊れる声優アーティストを目指して活動している。

今回のイベントでは、荒一陽をはじめ、市川太一、糸川耀士郎、井上雄貴、大島尚起、大海将一郎、菊地燎、小松準弥、徳武竜也、西野太盛、筆村栄心、古畑恵介、松岡一平らメンバー13名全員が登壇。Six Gravityのマネージャー・月城奏役の山中真尋と、rocellarumのマネージャー・黒月大役の間宮康弘がMCを務めた。

オーディションの課題曲でもあった「グロリアス・ストーリー」「I need you」の2曲でイベントの開幕を飾ると、続いては朗読劇「ある白雪姫の秘密」を披露した。メインキャラクターの白雪姫を徳武、王妃＆魔女を古畑、鏡の精を松岡、狩人を井上が演じ、残るメンバーがナレーションと小人という名の謎の男性ユニットを担当し、声だけでなく体全体を使ったパワフルな朗読劇を展開。魔女を演じた古畑は、「緊張で何もできませんでした」と冗談めかしながらも「僕は舞台出身なので、朗読劇なのに体を動かせて楽しかった」と手応えを語った。

トークの話題はオープニングで歌った2曲にもおよび、菊地からは「メンバーそれぞれがお互いに教えあい、高めあっているので完成度は日々向上しています」と自信をうかがわせる発言も。続いて、13人全員で歌う「未来のPiece」をフルコーラスで初披露。楽曲を歌い終えると、西野が「自主練習にそれぞれがかなりの時間を割き、振り付けなども細かい部分まで話し合った」ことを明かした。

イメージを拡大

イベントの目玉ともいえるCD選抜メンバー発表では、WEBによるファンの事前投票数38095票に加え、来場者による投票とメンバーの活動評価が加味されて総合的な順位が決定。1位は中間発表から引き続き井上が獲得し「中間発表が1位だったので、順位が動くとしたら落ちるしかない。順位をキープできるか不安はありましたが、応援してくださるみなさんに恥じぬよう、自信を持って今日までがんばってきました」と胸中を語った。2位は中間発表6位の小松、3位には中間発表でランク外だった松岡が怒涛の追い上げを見せてランクイン。4位が大海、5位が大島、6位が徳武、7位が古畑、8位が糸川という結果に。みごとツキノ芸能プロダクションのタレントしてキャラクターソングCDをリリースできる権利を勝ち取った。なお、CDの収録楽曲はユニットソングになる予定で、タレントのイラストと設定などは今秋に発表される。

さらに、山中から「選抜に入れなかったからといってCDデビューできなくなるわけではない。ツキクラのCDは1枚で終わらせるつもりはありません！」との宣言が。ツキクラメンバー13人全員による「未来のPiece」のCDリリースが、サプライズ発表された。このリリースは、ファンからの熱い声援を受けて実現したもので、キャラクターとしてではなく「ツキクラ」として13人全員で歌う初のオリジナルCDになるという。さらに大型イベント「TSUKINO CROWD FESTIVAL 2016 WINTER」の開催も発表された。12月13日に東京・赤坂BLITZで開催予定で、続報は公式サイトなどで随時発表される。これらのサプライズ発表は、メンバーにとっても驚きだったようで、涙を隠せないメンバーとファンたちが、嬉し泣きする声が会場に響き渡った。

最後はメンバーそれぞれが感謝の気持ちを伝えるなか、井上が「選抜で1位をいただきましたが、自分がよければいいとは思っていません。まだまだツキクラにはいろいろな可能性があると思うので、僕たち13人は、ここで終わるつもりはありません。まだまだ駆け抜けていきます！」と力強く宣言し、初のホールイベントの幕を引いた。