2016年9月24日(土)20:00
「アンジュ・ヴィエルジュ」最終回直前インタビュー 蒼月紗夜役・寿美菜子と振り返る「絆」を結ぶ5つの世界の旅路
蒼月紗夜役・寿美菜子
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KADOKAWAとセガがタッグを組んで展開するトレーディング・カードゲーム、スマホ向けアプリゲームを原作とし、連結した5つの異世界を舞台に、エクシードと呼ばれる特殊能力を持つプログレスの少女たちの活躍を描くテレビアニメ「アンジュ・ヴィエルジュ」が、9月24日に最終回(第12話)の放送を迎える。今回は、同作の主人公・蒼月紗夜を演じる声優・寿美菜子に、これまでの物語の軌跡を振り返りつつ、きたる最終回の見どころや、収録のウラ話などを語ってもらった。
――「アンジュ・ヴィエルジュ」最終回の放送が目前となりました。全12話を収録し終えた現在の心境はいかがですか?
寿:紗夜が12話を通して成長していく物語だったので、どういう結末を迎えるのか、台本を読むまでドキドキでした。収録後、メインキャストそれぞれが、田村正文監督から手紙を添えた色紙をいただいた時に「私たちの役目も一区切り」と実感した反面、寂しい気持ちのほうが強かったですね。でも、そう感じたのは、作品愛にあふれたスタッフに囲まれた中で、私たちもこの作品を心から好きになれたからだなって思えました。
――蒼月紗夜というキャラクターをどのように演じてこられたのでしょうか?
寿:紗夜は「特別な存在になりたい」という願いがキーワードで、「不器用な子なんだな」というのが第一印象でした。田村監督からも「未熟さを表現してほしい」というディレクションがありました。私は紗夜よりも歳上なので、年齢を重ねていく中で、経験則としてつかんでいることもありますが、紗夜は若いなりに手探りなところがある。なので、人と会話するときに「完璧に応対できていない」感じを表現しました。紗夜はまだまだ伸びしろのある子なので、最終話の段階でも、そんな未熟さを残すよう指示をいただきました。
第1話から第3話にかけては、視聴者のみなさんに紗夜が嫌われてしまうのではないかと不安でした。紗夜としては正しいことを言っているつもりでも、身勝手に捉えられてしまうところがありましたから。ストーリー上の役割としては、嫌われてしまってもある意味オーケーなんですが、それでもキャラクターとしてはかわいらしく表現してあげたいなと思い、バランスを考えて演じていました。
それから、ストーリーが進み仲間たちと打ち解けていく中で、自然と紗夜の中に「天音ならこうしていたはず」という選択肢が生まれてきました。紗夜の視野が、どんどん広がっていったんです。友だちとの関わり方も、ひとりひとりと向かい合うことができるようになってきて……少しずつだけど「大人になったね」って思います。
――今作では、概ね2話ごとに特色ある異世界を訪れ、紗夜とその仲間たち、各キャラクターに焦点を当てたストーリーが展開されました。それぞれに印象的だったシーンやセリフなどはありますか?
寿:第3話は、美海先輩に厳しい言葉を投げかけられて、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら剣を振り回すシーンが特に印象的ですね。事前にどう演じようか考えていましたが、小手先に頼らず、体当たりのお芝居をすることにしました。「アンジュ・ヴィエルジュ」は、ただかわいいだけではなく、泥臭いところもある作品で、それを象徴するようなシーンだったと思います。
作品情報
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ある日、世界は連結した。突如として開いた門と、5つの世界の連結。
私たちの住む青の世界――地球 夜と魔法が支配する黒の世界――ダークネス・エンプレイス 祈りと神々が守護する赤の世界――テラ・ルビ...
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