2017年1月23日(月)12:00
湯浅政明監督初の完全オリジナル劇場用作品「夜明け告げるルーのうた」5月19日公開決定
(C)2017ルー製作委員会
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「映画クレヨンしんちゃん」シリーズや「四畳半神話大系」などで知られるアニメーション監督・湯浅政明の最新作「夜明け告げるルーのうた」が、5月19日に公開されることがわかった。同作は湯浅監督にとって、初の完全オリジナル劇場用作品となる。また、湯浅監督は森見登美彦氏の小説をアニメ化した「夜は短し歩けよ乙女」が4月7日から劇場公開されることが決まっており、監督作が2カ月連続で劇場公開される。
「夜明け告げるルーのうた」は、「心から好きなものを、口に出して『好き』と言えているか?」をテーマに、ひなびた漁港の町・日無町を舞台とした物語が展開される。離婚した両親に対する複雑な思いを口にできないまま、ネットに自作の音楽をアッすることを心のよりどころとして、鬱屈した日々を送る少年・カイは、人魚の少女・ルーとの交流により、少しずつ自分の気持ちを言葉に出せるようになっていく。だが、人魚が町に災いをもたらすという伝承により町の人々とルーの間に軋轢が生まれ、やがて町に危機が到来する。
ルー役には、アニメ映画「君の名は。」に出演した谷花音が抜てきされた。谷は「ルーは天真爛漫で、歌とダンスが大好きなキャラクター。友達と一緒に力を合わせて、海の仲間を助ける友情も持っています」と役どころを紹介し、「ルーをはじめ、かわいい海の仲間達がたくさん登場しますので、ぜひ見てください!」と作品をアピールした。
カイ役は、映画「くちびるに歌を」の下田翔大が演じる。下田は「カイは、思春期特有の恥ずかしさから『本当の気持ち』を素直に伝えられないキャラクター。モヤモヤした気持ちがとても繊細に表現されているので、きっと共感していただけると思います。そんなカイが、歌を通じて心を開いていく姿を、ぜひ見ていただきたいです」と話している。
ルーのパパ役は、柔道メダリストで4児の父親でもある篠原信一が担当する。篠原は谷と下田の演技を「ふたりがそのまま映画のキャラクターになったよう」と絶賛。自身が演じたルーのパパについては、「この映画(のテーマ)はやはり親子愛。実の娘を思う気持ち、ルーを思う気持ちで、そのまま演じました」と話している。そのほか、漁師役としてお笑いコンビ・千鳥の大悟とノブも出演する。
なお、主題歌はシンガーソングライター・斉藤和義の「歌うたいのバラッド」。スタッフは、キャラクター原案として漫画「午前3時の無法地帯」のねむようこ、脚本として「ガールズ&パンツァー 劇場版」の吉田玲子、音楽として「思い出のマーニー」の村松崇継が参加する。
作品情報
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寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移した...
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