「AnimeJapan 2017」でアニメビジネス活性化を図る「AJ×ABPF アニメビジネス大学」開講

イメージを拡大

東京ビッグサイトで開催されるアニメの祭典「AnimeJapan 2017」で、アニメ産業の海外市場の開拓・拡大を目的としたアニメビジネス・パートナーズフォーラム（ABPF）の協力のもと、現役アニメビジネスマンが登壇してアニメビジネスに関する講義を行う「AJ×ABPF アニメビジネス大学」が開講される。ビジネスエリア会期の3月23、24日に、東京ビッグサイト会議棟で全8講座を開催予定。

23日はキャラクター・データバンクの代表・陸川和男がナビゲーターを務める4つの講座が実施される。「初めてのアニメビジネス!!　入門コース」として、午前10時30分から「アニメビジネス入門：ライセンスの基本の『キ』」と題し、手塚プロダクション営業1部部長の内藤出氏と、タツノコプロのライセンス営業担当者による講義が行われる。午後1時10分からは「アニメビジネス入門：今日からはじめるアニメビジネス」として、サンライズ・IP事業本部ライツ営業部ライセンス課課長の望月克己氏、日本アニメーション株式会社・ライセンス事業部プロデューサーの本橋修一氏が、ビジネスとしてのアニメの活用例と使用術を語る。

同日には「アニメを使った商品化がわかる!!　基礎コース」も開講予定。午後2時50分からの「アニメを活用した商品はどれぐらい売れているのか？」には講師として、ぴえろ・営業部ライセンスグループリーダーの杉浦美沙紀氏、小学館集英社プロダクション・メディア事業局ライセンス事業部ライセンス3課課長の小川健氏が登壇する。午後4時30分からの、商品価値や売り上げを伸ばすために、付加価値としてアニメを活用することをテーマとした「一般商材・サービスをアニメグッズにしよう」では、トムス・エンタテインメント・経営企画室広報部長の千島守氏と、アニプレックス企画制作グループ宣伝部課長・高橋祐馬氏が講義を行う。

24日には、一般社団法人CiP協議会所属の亀山泰夫氏がナビゲーターを務める全4講座が開講される。「アニメを使った広告・販促がわかる!!　基礎コース」では、午前10時30分から東宝株式会社・アニメ事業グループ宣伝チームの下山亮氏と、株式会社KADOKAWA・アニメ第二企画開発課所属の吉武真太郎氏が「ア二メを観ている人は誰？　アニメの広がりとターゲット」をテーマにした講義を行う。午後12時10分からは「アニメ活用キャンペーン、プロモーションの成功法」に、株式会社アサツー ディ・ケイ・コンテンツ本部コンテンツ戦略室室長の伊藤直史氏、バンダイビジュアル株式会社・プロデューサー・担当課長の杉山潔氏が登壇する。

同日の「アニメを使ったイベントと地域活性がわかる!!　基礎コース」では、午後1時50分からの「アニメを使ったイベント、そこから生まれる地域活性とは」に、エイベックス・ピクチャーズ株式会社・アニメ制作本部コンテンツ事業推進部部長の鈴木幸二氏、株式会社KADOKAWA・アニメ宣伝課マネージャーの西山洋介氏が登壇。午後3時30分からは、株式会社ポニーキャニオン・クリエイティヴDiv.の片山裕介氏、秩父市・産業観光部観光課主幹（秩父アニメツーリズム実行委員会事務局）の中島学氏による「アニメを使ったイベントと地域活性の実例」が行われる。

各講座への参加は無料で、ビジネス来場有料登録者を対象とした優先申し込みを受け付け中。3月6日からはビジネス来場無料登録者の受け付けもスタートする。締め切りは17日午後11時。なお、ビジネス来場登録は「AnimeJapan 2017」公式サイトから申し込み可能。

そのほか、2016年に行われたアニメと異業種のコラボレーションのうち、特に注目されたコラボ企画を特集する「アニメコラボレーション10選」の展示内容として、新たに4作品がラインナップされた。劇場用アニメ「君の名は。」とサントリーの「天然水」によるCM3種類、「銀魂」のキャラクターが女装や性転換をした姿が、アパレルグッズにデザインされた「earth music & ecology Japan Label」との異色コラボ、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」と、その物語の舞台である宮城県のお祭り「仙台七夕まつり」のコラボイベント、「ラブライブ！サンシャイン!!」とその舞台になった静岡県沼津市との取り組みが、メインエリアで紹介される。