「血界戦線 & BEYOND」小山力也＆宮本充インタビュー　「血界戦線」の奥深さと、受け継がれる役者魂 (4)

■新シリーズ「血界戦線 & BEYOND」に向けて　「前シリーズを上回らなくては意味がない！」

――それでは、新シリーズ「血界戦線 & BEYOND」への期待や展望を教えてください。

小山：続編には、前シリーズのことを踏まえて展開できるという強みがありますからね。新シリーズではキャラクターをより掘り下げていくと聞いています。なので、オリジナルエピソードも含んでいた前シリーズに比べ、事前の準備により力を注げると思っています。前シリーズはオリジナル展開で先が読めないというおもしろさがありましたが、新シリーズでは多少異なる切り口でアプローチしていくことになるんじゃないでしょうか。

(C)2017 内藤泰弘／集英社・血界戦線 & BEYOND製作委員会

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いずれにせよイージーな作品ではないのですが、それに対してネガティブになっているキャストはおらず、ヘルサレムズ・ロットという街で生きていくことを、前向きに楽しんでいます。その楽しさを、絵や音が何倍にも増幅させてくれると確信していますので、完成を楽しみにしています。

宮本：前シリーズで描かれなかったエピソードもピックアップしていくということで、スティーブンの出番が増えたらいいなと期待しています（笑）。アニメ化してもらいたいエピソードが次から次に浮かんでくるので、どのエピソードが映像化されるのかがとても楽しみです。K・Kの授業参観のお話がお気に入りなので、ぜひアニメで見てみたいですね。

――『血界戦線 & BEYOND』向けての意気込みをお聞かせください。

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小山：続編を待ち望んで下さるファンのみなさんがいて、すばらしい作品に仕上げてくれるスタッフのみなさんがいてこその新シリーズです。原作はおもしろかった、そして前シリーズもおもしろかった。だったら、新シリーズは「うぉぉぉぉ、おもしろい!!」と思っていただかなくてはいけません。前シリーズをはるかに上回るおもしろさをお届けしなくては「なんだ、期待していたのに……」となってしまう。同等のおもしろさではいけない。前シリーズを超えて初めて、新シリーズをやる意味が生まれると思っています!!

宮本：そうやってハードルを上げる（笑）。僕は、これまで「続編が決定した時の気持ちは？」と聞かれた時には「とにかく嬉しくて、楽しみでしかたありません！」と言っていたんですが、今の小山さんのコメントを聞いて、嬉しさ半分、怖さ半分になりました（苦笑）。でも、確かにそのとおりだよね。みなさんが期待してくれているんだから、前シリーズ以上のものを作らないと。

小山：「もう終わっちゃった！　もっと見たいのに……」と思ってもらえるのが、本当にいい作品なんです。「まだ終わらないの」って言われないように、心して収録に臨みたいと思っています!!

宮本：でも、のびのびと。

小山：楽しんで演じたいですね。

――最後に、新シリーズを楽しみにしているファンのみなさまに、ひとことメッセージを。

小山：どうやったって重層的になる作品ですから、作品が持つたくさんの魅力が、より強く輝くように演じていきたいと思っています。大いに期待していただいて、その期待を！　必ずや!!　大きく……ねっ？

宮本：えっ、なに!?　期待を裏切っちゃうの？

小山：そう、いい意味で裏切るんです！　大いなる驚きと感動をもって、迎えていただけるように!!　あとはスケジュールさえ大丈夫なら、間違いなくすばらしい作品ができあがると思いますので、どうかご期待ください!!

宮本：第1期を楽しんでくださったみなさんのエネルギーが原動力となって実現した第2期だと思っています。ですから僕は、みなさんにその恩返しをしたい。ぜひともご期待ください!!

――本日はありがとうございました。

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