2017年6月21日(水)22:00
「武装少女マキャヴェリズム」眠目さとり役の西田望見 棒読みに聴こえてしまう恐怖を乗り越えて表現したかったこと (2)
――実際に演じられて、いかがでしたか。
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西田:むちゃくちゃ難しかったです(笑)。本当にさとりは特殊な子なんですよね。裸で戦う回(第七節 妖しき刃「眠目さとり」)でも、普通だったら戦うときに「うんっ」とか息を入れたくなるんですけど、「たぶん、この子は言わないだろうな」と思って入れませんでした。本当に気合を入れて挑むときだけ「ふっ」と軽く息を入れるぐらいで。なかなか難しかったですけど、やりがいがあって楽しかったです。
――お気に入りのシーンを教えてください。
西田:今お話した全裸で戦っている回は、台本を読ませてもらったときから、「どんな映像になるんだろう」と楽しみしていました。あとは、さとりの過去が描かれる9話(第九節 「愛」が壊れた日)ですね。彼女がどうして今のようになったのかが分かったり、ミソギとの関係もでてくる濃密な回でした。さとりの感情やキャラクター性が出ているのでお気に入りです。
――さとり以外のキャラクターで、お気に入りはいますか。
西田:迷いますね。「五剣」の中だと、私は亀鶴城メアリちゃんがすごく好きなんです。彼女はとにかく全力投球なんですが、力の向け方がめっちゃズレているんですよね。「私のことを好きにしていいわよ」とバッて脱いだりするんですが、「なんで今脱ぐの?」というタイミングだったりして(笑)、主役の納村(不道)にも全然響かない。めっちゃアホで可愛いくて、キュンとしちゃいます。「五剣」以外のキャラクターだと、増子寺楠男(マスコ)が魅力的だと思います。始めは面白い感じなんですけれど、回を重ねていくうちに納村との絆が感じられていって。私達「五剣」の間では、「ヒロインはマスコなのかもね」と話しているんですよ。
――そうなんですか(笑)。
西田:マスコには勝てないかもしれません(笑)。それぐらい男同士の熱い絆があるんですよね。そこが面白いですし、ギャップがあるという意味で、すごく魅力的なキャラクターだと思います。
――シリーズ後半の見どころを聞かせてください。
西田:やっぱり、武術の戦闘シーンだと思います。前半には可愛らしいギャグシーンもありましたが、後半はもう完全に戦いですからね。キャラクターの過去が描かれたり、どうやってこの状況を打開していくかという心理戦もあって、私自身も楽しみでした。
――いよいよ放送は最終回を迎えます。どんなところに注目して観てほしいと思いますか?
西田:キャラクター達が、1話からどう変わっていったのかを観てほしいなと思います。一見ダラッとしてみえる納村は熱い男で、彼の熱い魂がひとりひとりのキャラクターとぶつかった結果、彼自身も含めてどのように成長していくのか。そうした変化に注目していただけると嬉しいです。すごく熱い展開になっていますので、ぜひ最後まで観てください!
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自由を愛する高校生・納村不動が転校してきた愛地共生学園では、武装した女子達による無慈悲な男子支配が行われていた! 納村は転校早々、学園を統治する「天下五剣」の一人で「鹿島神傅直心影流」の使い手・...
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