2017年8月25日(金)20:30
「魔法陣グルグル」OPを歌うORESAMA 特に気をつけているのは「89秒で伝える」こと
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放送中の「魔法陣グルグル」オープニング主題歌「Trip Trip Trip」を歌うORESAMA(オレサマ)。4月放送の「アリスと蔵六」オープニング主題歌「ワンダードライブ」で再デビューをはたし、このほど「魔法陣グルグル」2クール目のオープニングも続投が決定。10月21日には、TSUTAYA O-WESTでワンマンライブを行う。3クール連続でアニメ主題歌を手がけるORESAMAのボーカルぽんとトラックメイカーの小島英也に、自身のルーツとなるアニメや音楽、アニメ主題歌を作るときに大切にしていることを聞いた。
――ユニット名の由来を教えてください。
ぽん:私たちは普段、人前にぐいぐい出ていくタイプではないのですが、せめてステージの上では堂々としていようという意志をこめて「ORESAMA」とつけました。
小島:ぽんちゃんが提案してくれて、僕が「いいと思います」と返事をして決まりました(笑)。名づけ親は、ぽんちゃんですね。
――4月放送の「アリスと蔵六」のオープニング曲「ワンダードライブ」が、約2年半ぶりのシングルでした。疾走感のあるメロディと、作品にピッタリあった歌詞がとても印象的でした。
ぽん:ありがとうございます。
――放送終了後、ぽんさんのブログを読んで、2年半ぶりにシングルをだせたことに対する思いも歌詞にこめられていることを知りました。
ぽん:「アリスと蔵六」という作品に出会って生まれた曲が、自分たちの境遇とバッチリはまっていたのは運命的でした。先日、原作の今井(哲也)先生にお会いしたときも話したのですが、「ワンダードライブ」で再スタートを切らせていただけて本当によかったと思います。
――「魔法陣グルグル」のオープニング曲「Trip Trip Trip」は、「ワンダードライブ」に続く今年2枚目のシングルです。おふたりで、まずどのような話をされたのでしょう。
ぽん:作品に対するふたりの共通イメージが「おもちゃ箱」でしたので、そのイメージで小島君が曲を作り、その後に私が歌詞をのせていきました。
小島:そのイメージから派生して、高揚感を音で表現できたらなと思いました。あと、レトロな質感もかなり意識しています。作曲に入る前から、90年代あたりの音を今の音楽に混ぜこみ、「懐かしいけど新しい」ものを作ろうといったことは、考えていました。
ぽん:1曲の中に、いっぱい展開が入っているよね。どんどん曲調が変わっていくのを聴いているだけで楽しいですし、それをどう歌おうと考えるのも楽しかったです。
小島:色々な展開や音を惜しみなく使って1曲を作り上げました。細かいところまで聴いていただけると嬉しいです。
――ご自身の楽曲が、「魔法陣グルグル」のオープニングになったのを見ていかがでしたか。
ぽん:初めてオープニングの映像を見たのは、皆さんと同じ放送開始日でした。自分の歌声をバックにキタキタおやじが踊っているのを見て、「踊ってる……!?」と嬉しく思い、感動して泣き笑いのような感情になりました。
小島:オープニングも本編も本当に面白かったです。自分の曲でなくても見ていたと思います。
ぽん:テンポがすごく速くて、スピーディだったよね。
小島:2話の弱点のくだりが好きなんですよ。あの畳みかけるようなギャグがものすごく楽しくて。
ぽん:そう! ククリちゃんの「倒して倒して倒しまくってやるわ!」のセリフがめちゃめちゃ可愛かったです。
――ORESAMAは、イラストレーターの方と組まれていてビジュアル面でもこだわりを感じます。いつ頃から、このような試みをされているのでしょう。
ぽん:「オオカミハート」のオープニングで最初にデビューした頃ですね。3年ぐらい前からだと思います。
小島:イラストレーターの「うとまる」さんと出会ったときに、ビジュアル面は「うとまる」さんのイラストやデザインの力を借りてやっていきたいねという話になりました。
ぽん:小島君は、70~80年代のアーティストが好きで、私は80~90年代のアニメ文化が好きなんです。そうしたレトロなものと現代をかけあわせた雰囲気をアートワークで伝えられないかという話をしていたときに紹介していただきました。そのときから、もう「うとまる」さんの絵に一目ぼれをして、ずっとお願いしています。
イベント情報・チケット情報
- ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya O-WEST~
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- 開催日
- 2017年10月21日(土)
- 時間
- 18:00開始
- 場所
- TSUTAYA O-WEST(東京都)
- 出演
- ORESAMA
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