2018年6月20日(水)22:00
「ピッグ 丘の上のダム・キーパー」アヌシー国際アニメ映画祭テレビ部門のクリスタル賞に輝く
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トンコハウスが手がけたオリジナルアニメ「ピッグ 丘の上のダム・キーパー」が、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭のテレビ部門で、クリスタル賞(グランプリ)の栄冠に輝いた。同映画祭ではこれまで、1993年の宮崎駿監督作品「紅の豚」、95年の高畑勲監督作品「平成狸合戦ぽんぽこ」、 17年の湯浅政明監督作品「夜明け告げるルーのうた」といった日本作品が、映画部門でクリスタル賞をしている。
「ピッグ 丘の上のダム・キーパー」は、2015年に米国アカデミー賞の短編アニメーション部門にノミネートされた短編映画「ダム・キーパー」と世界観を共有するショートアニメ。映画版の主人公で、町に忍び寄る黒い雲を押し返す“ダム・キーパー”の責務を担う、ブタの少年ピッグの幼少期を描く。制作には、映画版を共同監督したロバート・コンドウと堤大介が総監督、作画監督を務めたエリック・オーが監督として参加。東京で開催された「ショートショート・フィルムフェスティバル&アジア2017」で初公開され、17年8月からHuluで全10話が配信。7月18日にはブルーレイとDVDが発売される。
クリスタル賞受賞について、オー監督は「他のノミネート作品もすばらしかったので、正直驚きました。とても小さなチームだっただけに、ひとりひとりの力量が問われましたが、その分、個人の充実感が大きかったと思います」と制作を振り返りながら。堤総監督は「エリック監督のリーダーシップのもと、少人数ですばらしい作品を作ってくれました。この作品がアメリカと日本の共同制作であることの意味と、将来性を感じています。トンコハウスはこれからも日本とアメリカのアニメーション文化のコラボレーションを意識して作っていきたいと思といます」と、さらなる展望を語った。
作品情報
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ピッグは、黒い雲が押し寄せてくる丘の上に住んでいる。ピッグのお父さんは、黒い雲の真相を探るためにその中に消えてしまう前に、息子と町を守るための小さな木製のダムを築く。そして、町に忍び寄る雲を押し...
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