2018年6月27日(水)12:00
岡田麿里の監督デビュー作「さよ朝」上海国際映画祭でアニメーション最優秀作品賞を受賞
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「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などで知られる脚本家・岡田麿里の初監督作品となった劇場アニメ「さよならの朝に約束の花をかざろう」が、6月16~25日に中国・上海で開催された第21回上海国際映画祭で、金爵奨(アニメーション最優秀作品賞を受賞した。2015年に新設されたアニメーション部門では日本初、全部門でも日本の作品が作品賞に輝くのは、2005年に実写映画「村の写真集」がコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞して以来13年ぶり2度目となる。
岡田監督は「本当に信じられない気持ちでいっぱいです。作品に関わってくださった、すべての方たちと喜びを分かち合いたいです」と受賞の喜びを語っている。
同作は、10代半ばで外見の成長が止まり、長い年月を生きるイオルフ族の少女マキアが、親を亡くした赤ん坊のエリアルと出会ったことから生まれる物語を描くオリジナル作品。やがて少年へと成長していくエリアルだったが、マキアはいつまでも少女の姿のまま。ふたりの絆は、変化していく時代の中で色合いを変えていく。18年2月24日に公開されて、24.5万人を動員、興行収入3.5億円を記録した。
また、同作のブルーレイとDVDが10月26日に発売されることが決定。特装限定版には、本編では語られなかった物語を描いた、岡田による書き下ろし短編シナリオが付属。制作メイキング映像ほかを収録した特典ディスクや、紙上コメンタリーやスタッフ対談などを掲載した約80ページのブックレット、縮刷版劇場パンフレットなども同梱される。特装限定版はブルーレイが8800円、DVDが7800円。通常版はブルーレイが4800円、DVDが3800円(すべて税抜き)。
作品情報
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縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。10 代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは...
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