2018年11月7日(水)19:00
宮野真守&櫻井孝宏をたぎらせたアニゴジ“規格外”怪獣描写「ギドラながっ!」 (3)
心を揺さぶる“叫び”と“呼びかけ”――声に込めたもの
――ご自身が演じたシーンで、最も心を揺さぶられた場面はどこですか?
(C)2018 TOHO CO., LTD.
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宮野:僕は最後です。これ以上は言えませんが、最後のハルオの“叫び”を聞いてほしい。あそこにすべてが詰まっています。
櫻井:メトフィエスは、繰り返しハルオの名前を呼ぶんです。ハルオ、ハルオ、ハルオと。その呼びかけは大事だなと、ずっと思っていました。特に、最終章の後半に何度も何度も呼びかけます。その場面は、名前に込めた思い・気持ち・愛情、そういったものを感じていただきたいです。
――最終章は「ハルオVSメトフィエス」という構図になりますが、お互いの演技の「ここがすごかった」というところを教えてください。
(C)2018 TOHO CO., LTD.
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宮野:メトフィエスは、乱れることなく淡々と語りかけてくるんです。そういったアプローチって、実はすごく難しい。でも櫻井さんからはその難しさをまったく感じず、毎回「こんなに説得力のある語りができるのか」と思いながら聞いていました。語りが、音色が、心地良い。メトフィエスが怒る瞬間もありますが、その瞬間すら優しく甘い。その説得力に圧倒されました。誰にでもできることじゃない、特殊能力だと思います。
櫻井:ありがとうございます……今、上機嫌です(笑)。
――櫻井さんは、宮野さんと今作で共演していかがでしたか?
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櫻井:宮野くんの演技の魅力はたくさんありますが、ひとつ選ぶとしたら「叫び」。叫びって、「言葉にならない気持ち・思い・感情」を吐き出すものなので、置かれた状況によって出てくる声が違います。叫びのなかに、いろいろな感情を込めるのですが、宮野くんは「今どうやってやったんだろう!?」という叫びを出すんです。収録中に、思わず宮野くんの方を見てしまうくらい。絞り出すような叫びもあれば、圧がすさまじい叫びもある。すごいです。
宮野:うれしい! ありがたいです(笑)。
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