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インタビュー 2018年12月27日(木)18:00

「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] ll.lost butterfly」リレーインタビュー(2)門脇舞以 ずっとイリヤに寄り添い続けられる幸せ (2)

(C) TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

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―― 第2章のアフレコは、いかがでしたか。

門脇:第2章には、バーサーカー戦が本当にたっぷりあるんです。彼を見守りながら応援し、ともに戦うことを十分満喫させてもらいました。イリヤ個人もさまざまな状況の変化があり、他のキャラクターとのかかわりもぐっと増えています。イリヤのドラマとしても第2章は盛りだくさんで、とても大切に描いていただいているなという気持ちです。
 アフレコでは士郎との会話が多かったのですが、アインツベルンの代表としてだけでなく、彼の妹のように振る舞ったり姉のようにさとしたりと、いろいろな顔を見せてくれます。自分としては、急にいろいろな表情を見せる彼女にドキドキしながらも、なるべく深く意識はせずに、いつもどおりに演じることを心がけました。あと印象深かったのは、(間桐)臓硯と対峙するシーンです。

―― 特報映像で、イリヤと臓硯のセリフのかけあいがありましたね。

門脇:臓硯とイリヤの会話は別々に録っていて、アフレコ現場で津嘉山(正種)さんの言葉を聴いたあとに重ねさせていただきました。そのときのイリヤも今までとは違った一面を感じられるシーンだと思います。第2章から、私たちの「Heaven's Feel」もついにはじまったなという印象です。

―― なるほど。

門脇:第1章では、ファンの皆さんと一緒に見守っているような気持ちでしたから(笑)。第2章では、イリヤも彼女なりの道をたどっていく予感を感じることができました。

―― イリヤは天真爛漫ななかに残酷さも同居する特異なキャラクターですが、門脇さんのなかで、イリヤの核とはどんなものだと考えられているでしょうか。

門脇:うーん、核ですか。(しばらく考えて)彼女を改めて見つめなおしたとき、自分のなかで大きな部分を占めていたのは、お母さんのアイリスフィール(・フォン・アインツベルン)と切嗣の存在だったと思います。イリヤは、アイリスフィールからは純粋さを、切嗣からは対局を見通すような冷静な感覚を受けとって備えていると感じました。
 幼いときのさまざまな経験が複雑にからみあったせいで、イリヤは純粋さと残酷さをあわせもつ存在になっていったのだと思います。でも、そんな彼女の中心にあるのは、2人から受け継いだものなのではないか。そこがイリヤをイリヤであらしめている部分で、ファンの皆さんにもそんなところを愛してくださっているんじゃないかと思っています。

(C) TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

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―― バーサーカーとの関係については、どう考えてらっしゃいますか。他のマスターとサーヴァントのコンビと比べると、一方通行のコミュニケーションにもみえますが、根底には深い信頼関係があるようにみえます。

門脇:こう言うと差し支えがあるかもしれませんが、全コンビのなかでいちばん絆が深いのは私たちではないかと自負しています。やっぱり歴史が違いますから(笑)。イリヤにとってバーサーカーは、家族をも超えたような存在になっていて、自分のすべてを受け止めてくれる絶対的な信頼感をもっていると思います。

―― 長年、「Fate」シリーズに関わられてきて、スピンアウト作の「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」では主演もされています。「Fate」シリーズの魅力は、どんなところにあると思われますか。

門脇:こんなにも長い間、イリヤとともに生きていくとは想像もしていませんでした。役をいただいた当初、もしこれだけ演じ続けていくことを知っていたら、きっと今頃は役と一心同体のような存在になっていたと想像していたと思います。でも、そんなことはまったくないんですよね。
 作り手とファンの方の熱量が本当に高い「Fate」の物語は、途切れることなく続いて、これまでの物語をさらに深める物語や新たなキャラクターが続々と登場し続けています。技術や時代の変化を受け入れて、どんどん深く広く展開していく「Fate」に一生懸命ついていきながら、「これが最高の『Fate』であり、イリヤである」ことを目指しながら、常に取り組み続けている思いです。
 イリヤと出会った頃の「彼女はどんなキャラクターなんだろう?」という気持ちがまったく衰えず、ずっとキャラクターに寄り添い続けられることに幸せを感じています。いつか皆さんに、「これが最高のイリヤだよ!」と背中を見せることが目標ですが、ずっと現在進行形のままでいる不思議な幸せがいつまでも続いていることに自分でも驚いています。

―― 第2章で注目してほしいポイントを聞かせてください。

門脇:イリヤとしては、バーサーカーがこれまでの作品を更新する勢いでボリュームたっぷりに戦うところが、いちばんのお勧めです。熱い思いで見届けていただければと思います。物語自体も息をのむ展開が続き、桜や士郎と同じようにイリヤも大きな選択をしていくことになり、この先どうなっていくんだろう……という状況になっていきます。
 イリヤとして皆さんと直接お会いする機会もこれから増えてくると思いますので、そのときにはイリヤやバーサーカーを見た感想を伝えていただけるとうれしいです。第2章をよろしくお願いします。

作品情報

劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] ll.lost butterfly

劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] ll.lost butterfly 34

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