2019年3月14日(木)19:07
中村悠一が語る「おそ松さん」カラ松の役割とは 劇場版のキーマン? (2)
劇場版のカラ松は「アプローチが違って面白かった」
――先ほど「カラ松がドラマを起こすきっかけになる」という話が出てきましたが、今作はカラ松が物語のキーマンのような役割になるのでしょうか?
カラ松が18歳から現在に至るまで“自分のなかに隠していたこと”が物語にひとつのきっかけを起こすんです。なぜその役割をカラ松にさせたのかは、わからないですけど(笑)。でも、面白いなと思いました。
――今回の役割分担はかなり意外でしたか?
そうですね。「その役割なんだ!」みたいな。
――逆に、これまでの、テレビシリーズのカラ松の役割は何だとお考えでしょうか。
出落ちです(笑)。出てきて何か言って、放っておかれる。だから劇場版は、テイストがちょっと違うんですよね。今回はアプローチが違って面白かったです。
劇場版は“意外性の男”だけど…基本は「変わっていない」
――今作はカラ松の意外な一面が描かれたわけですが、テレビシリーズ初期~劇場版で気づいた「カラ松の変化」はありますか?
いえ、何にも変わっていないと思います。
――内面以外の変化はいかがでしょう? テレビシリーズ2期では、1期と比べて「痛い発言が減った」という点は変化のように思えます。
それはですね、多分(シリーズ構成の)松原さんがカラ松いじりに飽きたんじゃないかなと(笑)。だから、キャラクターの成長ではないと思います(笑)。いろいろな場所でお話ししていますが、最初の「尾崎豊が好き」という設定はどこいったんだとか。「参謀(という設定)じゃないのか!?」「『きりっとした顔』と言っていたけど、キリッとしてないよね? ただのナルシストみたいになりはじめている!」とか。それらを成長だと捉えると、「僕、どこまで最初にもらった資料の気持ち持っときます?」「まだ参謀の気でいていいですか?」みたいなことになっちゃう(笑)。だから、初期から変わってないと思います。
――なるほど、確かにそうですね(笑)。ちなみに、初期からぶれていない部分はどこだと思いますか。
格好つけるところと、意外と自分が好きなところです。自分の顔がプリントされた服を着て、周りに「本当に自分好きな」と言われていますし。でも「自分が好き」というのは、僕としては意外でした。
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