2019年10月11日(金)19:00
野原家のシロの“心の声”が大塚明夫!?「SUPER SHIRO」で存在感を放つ“ヒーロー語り”とは
「クレヨンしんちゃん」の人気キャラクター、犬のシロは世界を守るスーパーヒーローだった! 10月14日からAbemaTVとビデオパスで独占配信されるショートアニメ「SUPER SHIRO」は、まさかのシロが主人公。アニメ本編では、スーパーヒーローとなったシロが“ヘンテコな必殺技”を大真面目に繰り出すが、そこで聞こえてくるのは耳慣れたキュートな声ではなく、大塚明夫の渋すぎる声! “ヒーロー語り”という独自の立ち位置からシロを躍動させた大塚に、ヒーロー語りの役割や作品の魅力を聞いた。(取材・文・写真/編集部)
「夜は短し歩けよ乙女」「夜明け告げるルーのうた」などで知られる湯浅政明が総監督を務める本作は、スーパーヒーローとなったシロが、宇宙から地球にふりそそいだエネルギーの源「ボボボボボーン」を悪い奴より先に見つけ出し、悪を未然に防ぐべく奮闘する物語。シロ役は「クレヨンしんちゃん」シリーズから引き続き真柴摩利が担当し、シロのライバルのデカプーを勝杏里、スーパーヒーロー宇宙本部からシロに指令を出す人型宇宙人ビボーをゆかなが演じている。
(C)臼井儀人/SUPER SHIRO 製作委員会
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スーパーヒーロー・シロを多方面から支える
“ヒーロー語り”の役割
ヒーロー語りは、本作において異色の立ち位置。作品説明などナレーター的役割を担当したかと思えば、シロの心の声も担い、シロが必殺技を叫ぶ“ヒーローの見せ場”でも大塚が声を務めている。
――大塚さんといえば、「映画クレヨンしんちゃん」シリーズにも出演されていましたが、“シロ主役のアニメ”への出演が決まった際の心境はいかがでしたか。
まずは、シロが主人公というのがよくわからなくて、頭の上に「?」がいっぱい出ました(笑)。「ヒーロー語り」という役も、どの立ち位置でしゃべればいいのかわかりませんでした。
――大塚さんのなかでは、どの段階からヒーロー語りの役割が明確になっていったのでしょうか。
明確というよりも、むしろあまりこだわる必要はないのかなと。台本には(ヒーロー語りのセリフに)MNと書いてあったので、モノローグナレーションのことを指しているのだと思いました。そういった意味でも、心の声なのかナレーションなのか、あやふやな作りになっているので「そこを気にする必要はないのかな」と感じたんです。アフレコでも、ナレーションなのかモノローグなのか悩むことがありましたが、そのどちらでもないというところに落ち着くしかないかなと。もはや、そういった境界は取り去りました(笑)。
(C)臼井儀人/SUPER SHIRO 製作委員会
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――さまざまな役割を担っていますが、口調は一貫していますね。
スーパーマンやターザンなど、昔ながらのヒーロー。そういった感じの音、口調でしゃべるように気をつけています。今はヒーローも多様化して、いろんなヒーローがいますが、あくまで昔ながらのヒーロー。微妙なニュアンスを心がけるというよりも、そこの部分が際立った方がバランスが良いんです。
作品情報
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ごく普通の野原一家に極々普通に飼われているこの犬は、その名も極々極普通にシロ。どこにでもいる極々極々普通の犬。ただひとつ普通じゃないこと。それは・・・世界を守るスーパーヒーローなのである!
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