山下大輝＆津田健次郎が語る「ヒロアカ」第4期　ファンの思いに応え「更に向こうへ!!」の精神で (2)

(C)堀越耕平／集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

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――津田さんは、長く続いてきた「ヒロアカ」の収録現場に飛び込んでいくかたちですが、雰囲気はいかがですか。

津田：キャストがズラッと並んで壮観ですね。和やかですし、楽しくやっていますが、どこかピリッと緊張感が走っている。オンオフがしっかりしている、いい現場です。僕は緊張感があったほうが、いいお芝居ができると思っているので、とても楽しいです。

山下：オフタイムには、ヒーローも敵＜ヴィラン＞も一緒になって、おいしいお菓子をつついたりしています（笑）。でも、収録開始の合図があると、即座に敵同士になれるんです。やるときはやる、力を抜くときは抜くという切り替えのギャップが、とても素敵な現場だと思います。

――「ヒロアカ」の収録現場をけん引し続けてきた山下さんから見て、第3期までと第4期の違いはありますか。

山下：それはもう、かなり違います。

津田：大人が増えた？

山下：そうなんです。第3期後半から、プロヒーローや敵＜ヴィラン＞がとても増えてきているので。これまでは雄英高校ヒーロー科の生徒たちや、ほかの学校の生徒たちがメインで、少年少女がワイワイガヤガヤしている感じだったのですが、そこから一気に大人の世界に踏み込んだ感じですね。雄英高校1-Aのキャストがひとりもいない収録回もあって、そんな時はちょっと寂しさを感じたりもしますが、新しい「ヒロアカ」の姿が見えてきています。僕も、ちょっとだけ背伸びしています（笑）。
　そんななかで、雄英高校でのシーンが挟まれ、かっちゃん（爆豪勝己）役の岡本信彦さん、飯田くん（飯田天哉）役の石川界人くん、麗日さん（麗日お茶子）役の佐倉綾音さんたちとご一緒できる機会があると、とてもホッとできますね。和やかな雄英高校のシーンで、厳しいインターンに臨む英気を養うというサイクルになっています。デクの心境もきっと同じだと思いますから、まさにインターンを体験している気分です。

津田：僕ら第4期からのキャストとしては、山下くんが座長として気配りをしてくれているのが、とてもありがたいです。不器用なところがある山下くんが、一生懸命話題を探してくれているのもほほ笑ましいですね。

――第4期序盤の見どころを教えてください。

津田：僕が演じるオーバーホールは、序盤から登場するので、ぜひ注目していただきたいですね。敵＜ヴィラン＞連合に単身乗り込み、死柄木弔役の内山昂輝くんと、言葉での対決を繰り広げます。自己紹介がてらの舌戦を、お楽しみください。

(C)堀越耕平／集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

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山下：第4期では、雄英高校1年生のインターンが始まります。デクのインターン先は、なんとオールマイトの元サイドキック（相棒）、サー・ナイトアイ！　そんな彼を三木眞一郎さんが演じるという、強烈な組み合わせです。そもそもインターンをさせてもらえるのかという、デクのチャレンジが「ヒロアカらしい」展開を見せていきますので、まずはそこを楽しんでいただきたいです。後々への伏線もたくさん張られていますし、これまで明かされてこなかった新事実も次々と浮上してきます。

――10月の放送開始を心待ちにしているファンに、メッセージをいただけますか。

津田：第3期のラストに登場したオーバーホールですが、第4期からは本格参戦です。オーバーホールの活躍と、デクたちがどのように新たな脅威に対峙していくのかを、ぜひ楽しみにしていただきたいです。第1期から第3期までシリーズを追い続けてきたファンの方々はもちろん、新規の視聴者のみなさまにも楽しんでいただける第4期になっていると思います。僕自身、第4期からの参加ですが、とても楽しく演じさせていただいていますので、臆せずに「ヒロアカ」の世界に飛び込んでみてください。

山下：第4期では、さらに世界が広がった「ヒロアカ」がお届けできるんじゃないかなと思っています。これまでになかったくらいシリアスな展開が多く、だからこそ「ここまでできる！」というところをお見せできると思いますし、僕自身も新たな挑戦に少しドキドキしています。「ヒロアカ」は、僕らもアフレコ時点では気づかず、オンエアを見ての発見がたくさんある作品なので、放送がとても楽しみです。ファンの皆さんが本当に期待してくださっている第4期ですので、その思いに応え、なおかつ上回っていけるような作品づくりを目指し、「さらに向こうへ!!」の精神で、全力で立ち向かっていきたいと思います。

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