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インタビュー 2019年10月18日(金)19:00

「ちはやふる3」 綾瀬千早役・瀬戸麻沙美が語る、変わらぬ作品の魅力と“先生役”の継承

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競技かるたを題材とし、熱い試合展開で支持を集めている少女漫画「ちはやふる」。テレビアニメも第2期まで放送され、実写映画の展開もなされていた本作が、10月22日より「ちはやふる3」として実に6年ぶりに復活する。主人公・綾瀬千早役の瀬戸麻沙美に、本作のみどころや、演技面で気をつけていることなどをうかがった。

――第3期が決定したさいのお気持ちはどのようなものでしたか。

瀬戸:制作決定の発表をしたのは、福井でのイベント(「ちはやふるファン感謝祭 in あわら」)でした。ファンの皆様の前だったのですが、なかには泣きながら喜んでくれる方もいらっしゃって、印象的でした。
 私自身の思いとしても、とにかくうれしかったです。プレッシャーや緊張感もありましたけど、それ以上に「ちはやふる」の世界で、また演じられるというのが何よりの喜びでした。

――実写映画がシリーズを重ねるたびに、アニメへの期待感も高まっていったと思います。その盛り上がりは瀬戸さんにも届いていましたか。

瀬戸:ファンの声も聞こえていましたし、私自身も見に行きました。俳優さんたちの素晴らしいお芝居と監督の演出を目の当たりにして、第3期が始まったらこれに負けないぐらい熱い作品にしないと、と決意をあらたにしていました。いつそのときが来てもいいように、お芝居の経験を積んで、精進していこうと。

――千早に対する芝居は、第1期と第3期ではだいぶ変わったのでしょうか。

瀬戸:第1期のときは、1話終わるごとに帰りの電車でぐったりしていました。全力で考えすぎて、休憩もできなくて。収録が終わったあとは、ギンギンと頭が痛かったのを覚えています。こんなに楽しいのに、どうしてこんなに悩むのか、と。今はやっと力の抜き方がわかってきた気がします。

(C)末次由紀/講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

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――「ちはやふる」といえば、熱い試合が印象的ですが、どんなことを考えながらお芝居をされているのですか。

瀬戸:千早は試合で大きな壁にぶつかっても「0以下にならない」と思っているんです。常にどうしたら勝てるのか、分析をやめない。絶対に下を向かない、前向きの姿勢なんです。そんな勝ちにこだわる彼女のかるたに対する思いの強さは、終始意識しています。
それは試合だけではなく日常でも千早はどうしたらいいのかと考えて分析して、前向きな選択をする子なんです。「高校選手権団体戦に優勝して、個人戦も各階級優勝、さらに、かるた強豪校にもなる!」とか、とんでもない目標をさらっと言ってのけたりと、あの強欲さでチームをひっぱっているので(笑)。こういうことを口に出せる力や前向きさが、彼女を演じるうえで絶対に必要なんです。

――試合の熱さでつい失念しがちになりますが、千早、新、太一の三角関係も気になります。

瀬戸:原作を読んでいるファンの方にはどの場面かわかるかと思いますが、新が千早に「好き」と伝えるシーンは、はじめて台本を読んだとき、ちょっと照れくささもあってドキドキしました……。その出来事を経て、千早がどうなってしまうのかお楽しみしていただけるとうれしいです。
 太一については、家でリハーサルをしているときに、コミックスをつい先の方まで読んでしまって……。それを太一役の宮野(真守)さんに伝えたら、「読んでしまったか」と(笑)。この3人の関係性については私自身も葛藤しています。恋愛模様を、ウキウキしながらだけでは見られなく苦しいです。でも、視聴者の方には楽しんでもらえればと思います。

作品情報

ちはやふる3

ちはやふる3 65

クイーンになる夢も、将来の夢も諦めたくない! この一瞬に一生を懸ける―――――高校2年生の夏、新入部員と共に全国大会へ出場した千早たち瑞沢高校かるた部。団体戦では常勝校・富士崎高校を破り瑞沢高校...

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