個人制作のホラーアニメ「アラーニェの虫籠」の前日譚が21年公開　ティザーポスター完成

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花澤香菜の主演で2018年に公開されたホラーアニメ「アラーニェの虫籠」の前日譚を描くスピンオフ作品「アムリタの饗宴」から、ティザーポスタービジュアルが発表された。新ヒロインである女子高生のたまひが、血まみれの腕を備えた虫にからめとられる姿が描かれている。

「アラーニェの虫籠」は、奇怪な事件が絶えないいわくつきの巨大集合住宅を舞台に展開されるホラー作品。押井守監督作品「イノセンス」のデジタルエフェクトや、NHK「みんなのうた」の監督などを務めてきた経歴を持つ坂本サクが監督、原作、脚本、アニメーション制作、音楽までを一手に担って製作され、ファンタジア国際映画祭の最優秀アニメーション賞である今敏賞にノミネートされるなど、国内外で高い評価を得た。たまひが新たな怪異に巻き込まれていく姿を描く「アムリタの饗宴」では、「アラーニェの虫籠」と同様、坂本がひとりで制作し、作品の尺は30分を超える。出演声優はキャスティング中で後日発表予定。

なお、1月19日まで東京・Room_412では、入場無料の「一人で作る長編アニメの世界　～『アラーニェの虫籠』と坂本サク展」が開催中。「アラーニェの虫籠」の本編や、坂本が手がけ短編の無料上映、原画、絵コンテ、3DCGなどの展示が行われている。1月13日と19日には坂本、11日と12日、18日には福谷修プロデューサーによる、展示物や未発表資料の解説トークも実施。あわせて「アムリタの饗宴」の最新情報の公開や、制作舞台裏トークも行われる。