村瀬歩＆石川界人「ハイキュー!!」“6年越しの全国”にかける思い (3)

「一緒にやっていきたい」「もっと知りたい」
「ハイキュー!!」を通して築いた関係

――約6年にわたって「ハイキュー!!」で共演するなかで、相手に対する印象が変わった、相手との距離が縮んだと感じた瞬間はありましたか？

(C)古舘春一／集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

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村瀬　僕はラジオですね。当時は、自分のことで精いっぱいで、周りを見る余裕もなくて。そんななかで一緒にラジオをやることになったので、最初は「どうしよう。大丈夫かな」と思っていました。というのも、当時から界人くんはいろんな仕事をしていたし、いろんなことが考えられる、年下だけどすごい人だと思っていたので、一緒にやることに対して不安が大きかったんです。

でも、1回収録してみたら「いい人だな」と思って（笑）。ラジオをきっかけに「この先やっていける気がするな」と感じたんです。アフレコじゃないところで界人くんを見て、それまで知らなかった表情を見て、すごく安心したというか。頼もしい面以外の部分を知ったことで、「一緒にやっていきたい」という思いが芽生えました。

石川　僕は取材ですね。初めて取材でご一緒した時に「話の内容が要領を得ないな」という印象を受けたので、指摘をしたんです。でも、そこには村瀬さんなりの考えがあって、その理由を聞いて「良いことだな」と思ったんです。当時、僕はインタビューなどの取材では端的な答え方をしていたのですが、村瀬さんはそこに至る背景、キャラが考えていること、それに対して自分が思ったこと、「だからこうしたんです」というところまで詳細に話していた。情報がたくさんある答え方をしていたんです。その理由を村瀬さんに聞いたら「自分がいちファンだった頃に、そういう内容のインタビューを読んで楽しくてうれしかったから、僕もそういう風に答えている」と言われて、「なるほど」と思いました。

(C)古舘春一／集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

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それまで「ん？」と思っていたことが、相手の考えひとつを聞いただけで「すごく良いことじゃん！」って思えたことが驚きでした。そこから、もっともっと村瀬歩という人を知りたい、「仕事というものをどう考えているのか」「どうしてこの仕事についたのか」など彼自身のことを知りたくなって、急激に距離をつめました。いろんなことを聞いたり、「飲みに行こう」と誘ったり。

村瀬　だいぶ初期の頃だよね。

石川　懐かしい。でもこれだけ明確に覚えているからね（笑）。あと、僕はいろいろなことがあって、時間の経過もあって、村瀬さんに甘えるようになりました。

村瀬　そう？　僕はどちらかというと、頼っている方ですけどね（笑）。

3.当選された方には、キャンペーン終了後、公式twitterアカウントからDM（ダイレクトメッセージ）をお送りします。

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