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インタビュー 2020年4月8日(水)19:00

「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」大貫勇輔&宮野真守、息ぴったりの“バディ感”と共通する互いのスタンス

(C) 筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥

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筒井康隆氏によるミリオンセラー小説『富豪刑事』(新潮文庫刊)を原作に、舞台を現代に移したテレビアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」。新たなストーリーとキャラクターによって、より華やかに、より大胆に描かれる。
 財力を駆使してあざやかに事件を解決していく神戸大助役をダンサー・俳優の大貫勇輔、そんな大助とバディを組む熱血刑事の加藤春役を宮野真守が演じる。声優初挑戦の大貫と、ミュージカルなど幅広い分野で活躍する宮野は、自分のフィールド外の現場に挑む互いのスタンスに共感しあい、取材中も息ぴったり。“バディ感”あふれる気持ちのいい掛け合いが生まれる収録現場について、楽しそうに語ってくれた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)

――おふたりは、オーディションで役が決まったそうですね。

大貫:僕は、本作が初めての声優への挑戦になります。ダンサーを中心に、いろいろなことをやらせていただくなかで、今回のオーディションのお話をいただき、「絶対にチャレンジしてみたい」と強く思いました。

――宮野さんは、オーディションで印象に残っていることはありますでしょうか。

宮野:実は僕、大助と加藤の両方を受けているんです。

大貫:初めて知りました。僕も録音した音声は、大助と加藤の両方を送っていまして。

宮野:僕も同じです。すでに演じているからかもしれませんが、加藤はとてもしっくりきていて、彼の日常感みたいなリアリティはやっていてすごく楽しいです。あとPVで大貫さんの声を聴いたときに「ああもう、これは大助だ」と誰もが思えるぐらい、神戸大助そのものだったのも大きくて。

大貫:ありがとうございます。僕は舞台の仕事の関係で4話から皆さんとご一緒したのですが、大先輩の方々に囲まれて毎回アフレコ現場でものすごく刺激をうけています。そのときに初めて聞く専門用語などで僕が分からないときは、宮野さんたちが丁寧に教えてくださいました。

宮野:初めて経験する現場は、誰でも戸惑いますよね。別録りになってしまうこともありますが、僕らがいつもやっているのは「みんなで一緒に録る」ことなんです。一緒にお芝居をし、その掛け合いのなかで生まれるライブ感はすごく重要だと思いますし、現場によってそのスピード感もわりと違っています。

(C) 筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥

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――3話まで大貫さんは別録りだったと言われましたが、どちらを先に収録されたのでしょうか。

宮野:僕らが先ですね。PVの大貫さんのセリフ「で、いくら必要だ?」が絶妙に格好よかったので、クールでマイペースな大助の姿を想像しながら収録に臨みました。

――大貫さんは別録りでの収録、いかがだったでしょうか。

大貫:伊藤(智彦)監督は最初に、「大貫君は、ありのままでいてくれていいよ」というふうにおっしゃってくださって、それを信じて自分が思う大助を演じています。大助はなかなか感情を見せない役なので、感情がでたときにどのくらい出すかは、その都度指示をいただきながらやる感じでした。

宮野:4話でご一緒したとき、「ああ、想像以上だ」と思いました。大助のピッタリ感に、さらに一緒にお芝居をしたライブ感があわさって、アフレコをしていてとても楽しいです。大貫さんのことは最初、テレビドラマ「高嶺の花」に着物姿で出演されているのを拝見して(※神宮兵馬役)、なんて気品あふれる方なんだろうと思い、大助役だと聞いたときもピッタリだなと思いました。ご本人もきっとシュッとしたクールな方だと……。

大貫:と思った?

大貫・宮野:ハハハハ(笑)。

宮野:こんなふうに気さくで柔らかく、とても素敵な人で、毎週楽しく現場でご一緒しています。

大貫:僕は普段アニメを見ていて「この声優さん誰だろう」と調べたことがなかったのですが、「DEATH NOTE」(※2006~07年放送)で夜神月の声を聴いたときにあまりに格好よくて、この声は誰だろうと調べたのが宮野さんでした。そこからずっと気になっている方で、その後バラエティ番組に出演されているのも見まして――。

宮野:見ていただいたんですよね(笑)。

大貫:番組を見て、お人柄も非常に素敵で、面白い方で。ミュージカルなど幅広くご活躍されていることも知り、ますますファンになりました。

宮野:いや、うれしいです。

作品情報

富豪刑事 Balance:UNLIMITED

富豪刑事 Balance:UNLIMITED 51

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