2020年5月3日(日)21:00
塚原重義監督の初長編アニメ「クラユカバ」がクラウドファンディング実施
ツインエンジンのVRオンライン発表会で新情報が明らかに
(C)塚原重義/ツインエンジン
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アニメーションの企画・プロデュースを手がけるツインエンジングループのVRオンライン発表会「TWINENGINE Conference 2020」が4月30日に行われ、新法人「EOTA(イオタ/Engine of the Animation)」の設立やオリジナルショート作品の制作が明らかになった。
新法人「EOTA(イオタ/Engine of the Animation)」は、幅広いコンテンツをどのような環境でも作り続けられる柔軟性のある制作体制を構築するために、各スタジオ・ユニットの受け皿の役割を担う。所属スタジオには「泣きたい私は猫をかぶる」の公開を控えるスタジオコロリド、「ゴールデンカムイ」のジェノスタジオ、「荒ぶる季節の乙女どもよ」のLayduce(レイ・デュース)、CG制作に特化した「Peakys(ピーキーズ)」が名を連ね、今秋公開予定の劇場中編アニメ「BURN THE WITCH」で監督を務める川野達朗率いる「teamヤマヒツヂ」、スタジオコロリドで多くの作品を手がけた新井陽次郎が設立した「FILMONY」など小規模なユニットも参加。プロデューサーとクリエイターが開発段階からタッグを組み、強い企画を生み出していくことを目指す。
さらに、「端ノ向フ」(第66回カンヌ国際映画祭SHORT FILM CORNER出品)や「女生徒」(札幌国際短編映画祭大林宣彦審査員賞)などの短編アニメを手がけてきた塚原重義監督の初長編アニメ「クラユカバ」の本編制作のための資金を募るクラウドファンディング企画がプラットフォーム「MotionGallery」()で8月27日まで行われている。目標金額は2000万円で、集まった資金は細部設定の拡充やアクションシーンのクオリティアップに使われる予定。また同社の公式YouTubeチャンネルでは、オリジナルショート作品第1弾として制作された「クラユカバ」のパイロットフィルムが公開されている。
「クラユカバ」メインスタッフは、塚原監督、企画のツインエンジンのほか、キャラクターデザインを皆川一徳、スペシャルアニメーターをりょーちも、 CG・撮影監督をmaxcaffyが務め、アニメーション制作をマカリアが担当。塚原監督は、「オリジナルアニメ企画の成立は難しいと言われ続けた中、皆々様の心厚きご支援により今春パイロットフィルムが完成し、遂にクラユカバ計画はその本編制作への足掛かりを確保するに至りました。あとは、制作陣一丸となって突入するのみであります」と意欲を述べている。
また同社はショート作品の制作に注力しており、オリジナルショート作品第1弾の「クラユカバ」パイロットフィルムに続き、第2弾「ボクらのロケットはキミと青春成層圏をこえていく」の制作を発表。同作は、個人クリエイターとしてNHKや民放番組、舞台、テレビドラマ、ミュージックビデオなど様々な分野でアニメーションを担当し、ギャグテイストの作品に定評がある山元隼一が監督を務め、ロケットの打ち上げを題材とした青春コメディが描かれる。
作品情報
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ウツツに夢見る街角の、 奈落の闇の奥底で…。誘われるは丸提灯、 落ちるカゲこそご用心。今や市井を恐怖に沈める、 奇怪なウワサ・集団失踪。それに挑むは我らが主役、 与太者探偵・荘太郎! そこに現る...
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