2020年7月13日(月)19:00
松岡禎丞&加隈亜衣が規制ギリギリ(?)を攻める「ド級編隊エグゼロス」 (2)
“女性に囲まれた現場”での座長・松岡禎丞の在り方
「烈人が松岡さんでよかった」(加隈)
――松岡さんといえば、多数の女性キャラクターに囲まれている男性主人公を演じられる機会が多く、本作もまたそういった構図の作品かと思います。そういった作品に出演されるうえで、「女性キャラの魅力・女性キャスト陣の声の魅力」を際立たせるために意識していることはありますか?
松岡 先輩方から「中心、主軸は絶対にぶれるな」と言われてきました。「座長がぶれないで、大黒柱としてそこにいれば大丈夫だ。みんな、お前についてきてくれる。だからお前は絶対にそこを動くなよ」と。この現場でいうと「何をやってもみんなついてきてくれる」という感じになった時、タガが外れちゃいましたね。「あ、OKなんだ! みんなついてきてくれるんだ!」「この現場、面白いぞ!」という感じがどんどん加速していきました。皆さん恥ずかしがらずについてきてくださるので、やるしかないぞと。
――強い信頼関係を築けたわけですね。
松岡 そうですね。
――だからこそ、烈人のように真ん中に立って戦うことができると。
松岡 まっすぐに、方向性だけはぶれさせないで。あとはみんなで突き進むだけです。
――加隈さんは、松岡さんの現場での“座長っぷり”に頼もしさを感じた瞬間はありましたか?
加隈 たくさん引っ張っていただいています。例えば、先ほど話した戦うシーンの演出で「これはどういうことだろう?」と戸惑った時も、松岡さんが思いきり演じて、いろんなパターンを試して、出し惜しまず「この1話で全部出し切る」という姿を毎回見せてくださいました。もちろんかっこいいシーンはかっこよく決めてくださるし、「真面目にやってるのに面白い」みたいな場面もあったり、松岡さんの演技を通して烈人の良さを知ったこともありました。松岡さんから刺激を受けて、みんなが「がんばらなきゃ」という気持ちになることで、それぞれの魅力を引き立てあっているので、「烈人が松岡さんでよかったな」「もっと見ていたいな」と思っています。
松岡 でもたまにやりすぎて……茅野さんとかに「今の烈人? 松岡くんじゃない?」と言われています(笑)。
加隈 それは……ありますね(笑)。
――(笑)。そんな団結力の高い現場で一緒に演じているおふたりですが、お互いの「特にインパクトのあった演技」をあげるとしたらどこでしょうか?
松岡 加隈さんの演じる雲母は「ものすごく雲母」なんです。雲母がそこにいるというほどに。だからかけあっていると自然に言葉が出てくる、「ここどうしよう」と考えることがなくて、すごく気持ちがいいんです。前から思っていましたが、加隈さんはすごく器用な方なんです。役によって印象が全然違って、エンディングクレジットを見るまで加隈さんだと気づかないこともありました。
――加隈さんはいかがですか?
加隈 インパクトがあったのは、やっぱり肉食状態ですね。「どんな音でくるのかな」と思っていたのですが……もはや、あの時の音の表現が怖くて(笑)。私の好きな烈人じゃないって思いました。かなりの変ぼうでした(笑)。
松岡 ビーストですから!(笑)。
Hネルギー多めだけど…それだけじゃない!
「ド級編隊エグゼロス」の魅力
――担当キャラクターの第1印象や好きなところを教えてください。
松岡 烈人はものすごくまっすぐな男の子ですね。まっすぐでいて、正義感も強い、王道の主人公という感じがしています。年相応の悩みもちゃんとあって、いろんな誘惑を断ち切って、ひとりの女の子をずっと好きでいるという、一途なところも好きですね。
加隈 雲母は男の子から見たらつんつんして近づけない“潔癖女子さん”ですが、小さな頃の事件が原因でそうなってしまっただけで、中身は変わっていないんです。恥ずかしい気持ちやトラウマが原因で素直な感情が出せなくなってしまったというのが切ないです。好きなところは、一途にずっと烈人のことが好きだけど、話すことができなくなった期間がある分、いざ話せるようになった時のコントロールの効かなさ、不器用さがかわいいなと思います。
――セクシーな要素以外の見どころなど、ファンの方に向けて本作のアピールポイントを教えてください。
松岡 世界のために本気で戦っているところは絶対にぶれないので、「ただのエッチなアニメなんじゃないの?」とは思われたくないという思いが根底にあります。1話をご覧になっていただけたら、そのことをわかっていただけると思います。でもやっぱり……どうしてもそこはぬぐえないのですが(笑)。あと見どころといったら、“隠し方”にセンスを感じました。今まで見たことのない隠し方をしています(笑)。
加隈 松岡さんがおっしゃっていたように、いろんな要素が詰まっています。セクシーもギャグもコメディもあるし、友情や成長物語でもありますが、一番はやっぱり新しい“エロス戦隊もの”。夏にぴったりな作品だと思うので、この作品を見てエネルギーを溜めて、元気をもらってほしいなと思います。
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