2020年10月30日(金)19:00
“3世代プリキュア”悠木碧&成瀬瑛美&引坂理絵インタビュー「プリキュアは一人じゃなれない」 (2)
プリキュアと出会い、変化&成長「自分の可能性を知った」
――「プリキュア」での経験が、ご自身にとって力になっていると感じる瞬間はありますか?
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引坂 私はHUGプリに関わらせていただいて、毎回シナリオのすばらしさをひしひしと感じていました。1年間演じ終えた後に「物語って、役者にも力を与えてくれるし、お客さんにも力を与えてくれるものなんだ」とものすごく実感したんです。そう思ってから、なんとか自分で物語を書けないものか……と考えるようになって。
成瀬&悠木 ええー! すごい!
引坂 全然、書けてはいないんです(笑)! もし物語を書く人の気持ちをもっと理解することができたら、役者としても、それを作品に反映することができるんじゃないかなと。そこで「私も物語を作ってみよう」という思いに至ったんですね。実際にシナリオ関連のワークショップに行ってみたりもして。HUGプリと長い時間を過ごさせていただいたからこそ、そういう思いも生まれて、作品への向き合い方も変わってきたように思います。頑張るプリキュアのみんなを見て、自分にもいろいろな可能性があるんじゃないかと感じることもできました。
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成瀬 起きた変化で言うと、私はアニメの見方がまるで変わりました。もともとアニメファンでいろいろな作品を見ているんですが、この画面の向こうでは、ものすごい情熱を持っている声優さんやスタッフさんがいるんだと感じるようになって。そう思うと、どんな作品を見ても涙が出るようになってしまいました(笑)。スタッフロールを細かく見るようになりましたし、アニメの仕事にもますます興味が出てきました! 東映アニメーションさんに行かせていただいた際には、絵を描いている作画さんの後ろで、応援させていただく経験もさせていただいたんですよ。また、声優というお仕事をやらせていただき、「声優さんのお仕事は声を当てるだけではないんだ」ということも知りました。こういったインタビューを通して、作品の良さを伝えるということも、声優さんのお仕事。私もうまく伝えることができるようになりたいと、精進しているところです。
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悠木 これはどの作品でもそうなんですが、オーディションを受けて、合格をいただけるというのは、自分の表現を肯定してもらうことだと思うんです。私は基本的に小さくて強いキャラクターを演じることが多くて、ふわっとしていて優しいキャラクターというのは、なかなか演じる機会がなくて(笑)。そういった意味で言うと、今回演じさせていただくグレースは、実は私の引き出しの中にはあまり素材のないキャラクターだったので、合格する自信もなかったんです。だからこそ、合格をいただいたこともそうですし、「この子を1年かけて知っていくことができるんだ」と思うととてもうれしくて。きっと、グレースからたくさんのものをもらえると思うんです。彼女からたくさんのことを学んでいきたいと思っています。
――2月からヒープリが始まりましたが、悠木さんは放送をご覧になっていかがでしたか?
悠木 いろいろな作品に参加させていただいていますが、1話を見て泣いてしまったのは、久しぶりです。絵の力、曲の力、ストーリーもすばらしく、「プリキュアから私の声が聞こえる!」と思うと、「おお!」と高まるものもあって。うちの親も泣いていて、なんだかとても感動的でした。
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