2021年4月28日(水)19:00
「ゾンビランドサガ リベンジ」4話放送間近 本渡楓、田野アサミ、河瀬茉希と振り返る1~3話 (2)
「いくら時間が経っても大人にはなれない」
サキの涙を描いた第2話
――佐賀の伝説のロックスタァ「ホワイト竜(CV:白竜)」との出会いを描いた第2話ですが、最後にサキが見せた涙は、第1期にはなかった表情ですよね。
(C)ゾンビランドサガ製作委員会 (C)ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会
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河瀬 サキちゃんって「死んでしまったから、怖いものは何もない」と思っていて、プラスの方に考えながらゾンビをやってる子という印象があったんです。そんなサキちゃんを「ゾンビだから望めない未来がある」という事実に直面させるというのが……。もう今思い出すだけで泣きそうになります。
田野 そう言ってくれて、うれしいよ~!
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河瀬 「普通のことができないんだ」と気づいてしまったサキちゃんの姿もそうですが、今回はリアルな悩みを描いているところにインパクトがありました。
田野 確かにリアリティあったね。ホワイト竜さんに「もう少し大人になって、いい女になったらまた会おうぜ」って言われて、「いくら時間が経っても大人にはなれない」と気づいた時のサキの表情にぐっときました。サキはとても情が深い子だなとはわかっていましたが、あそこまで乙女な顔を見たのは初めてだったので、はっとさせられて、さらにサキが愛おしくなりました。サキの気持ちを大切に、この後も一緒に歩いていってあげたいなって思う2話でしたね。
――そして、涙するサキに寄り添ったのがさくらでしたね。
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本渡 泣いてるサキちゃんを見て、さくらは干からびるほどのもらい泣きしてしまって。サキちゃんは涙が止まってましたね。あの場面、「アサミさんはどんな風にサキちゃんになるんだろう」と思っていたのですが、笑い泣きというか、泣くことに対する照れくささや悔しさ、いろいろな葛藤を込めた泣き方で……「これはさくらも干からびるよね」という気持ちでした。
――涙していたサキでしたが、最後に力強く「佐賀のリーダー宣言」をする姿は凛々しかったです。
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田野 ラジオのシーンの「佐賀がくすぶってる」「この場所を必要としている人間が日本中にたくさんおる」というサキのセリフに、私自身はっとさせられました。生きていたら、小さなことでも、大きなことでも、何かしらくすぶってることってあると思うんです。そんな人を助ける言葉になるかもしれないと思ったので、アフレコの時に気持ちを込めすぎて手が震えて、泣きそうになりながらも「いや、ここで泣くのは違う」と葛藤しながら演じました。
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