「ゾンビランドサガ リベンジ」4話放送間近　本渡楓、田野アサミ、河瀬茉希と振り返る1～3話 (3)

第3話で見えた「純子のたくさんの葛藤」
思いを歌い上げた弾き語りシーン

――そして純子の当番回である第3話です。純子も、葛藤、そして弾き語りとさまざまな表情を見せてくれましたね。

河瀬　純子はアイドル経験者として、みんなを引っ張ってる印象がありますが、どこか「愛ちゃんの後ろにいるな」というイメージがあって。自分からみんなに「こうしよう」と働きかけるようなイメージもありませんでした。それが3話の純子の葛藤につながっています。愛ちゃんがいなくなって、「任せたよ」と言われたけど、グループをうまくまとめられなかったり、このままだとアイアンフリルに負けてしまうという焦りがあったり。経験者ゆえに「私がひとり頑張らなくちゃ」みたいな考えに突入にしちゃってる回でしたね。

――そんななか、さらに大きな問題が浮上しますよね。

河瀬　愛ちゃんに助けてもらいに行った純子が、引き抜かれている場面を見てしまい……というところで3話は終わりました。純子のたくさんの葛藤が、純子の生前のヒット曲「50と4つの忘れ物」とマッチしていました。弾き語りシーンはちょっとシリアスなのに、さくらの頭が落ちるという……（笑）。そういうギャグも忘れないところが「ゾンビランドサガ」っぽいなと思いました。純子がどう進化するのか、どういうステージを迎えるのか4話を楽しみにしていただけたらなと思います。

――純子は、フランシュシュの中でも“歌メンバー”的な立ち位置ですよね。より高い歌唱力が求められる弾き語りシーンにプレッシャーはなかったのでしょうか。

河瀬　1期の頃は緊張もありましたが、信頼しているスタッフの皆さんと何曲も作り上げてきているので、自分からいろいろ提案したり、楽しみながらレコーディングができました。ただ「この曲をライブでやるとなったらどうなるんだろう」というのはちょっと心配です。

田野　大丈夫大丈夫！

本渡　哀愁がありつつも力強くて、背中を押してくれるような歌声。素晴らしいなと思いました。

田野　他のメンバーが歌ったら、ああはならなかったよね。

本渡　ちゃんまき（河瀬の愛称）だからこの純子がいるんだろうなって、いつも思います。

河瀬　照れる照れる……！

ピンチの3話を経て…第4話の放送迫る
純子は？　愛は？　フランシュシュはどうなる!?

――そんな問題だらけのなかで迎える第4話。ネタバレにならない範囲で、見どころを教えてください。

田野　愛をつなぎとめることができるのか、はたまた失ってしまうのか。そこのハラハラ感を楽しみにしながら4話をじっくり見てもらえたら、さらにフランシュシュのことをわかっていただけるんじゃないかなと思います。

河瀬　純子が一歩引いてしまったり、ひとりで考え込んでしまうなかで、愛ちゃんのいないステージをどのように迎えるのか。その時、純子はまだひとりなのか、それともみんなと何かを作り上げることができるのか……というところに注目していただきたいです。でも、紺野純子は強いんで大丈夫だと思います！（笑）

本渡　3話のみんなが楽しそうに音を奏でているシーンは、「とても楽しそうだけど、すこし抜けてる、そうじゃないよな」という行動でしたが……それが4話にどうつながるのかを見ていただきたいです。そして、まさかあのたえちゃんが……という4話です（笑）

田野　気になる～（笑）

本渡　たえちゃんの魅力がね（笑）

河瀬　たえちゃんすごかったです！

――純子、愛だけじゃなく、フランシュシュ全員に注目の4話となりそうですね。

「ずっと仲良くいたいです」
キャストが積み重ねてきたもの

――リベンジといえば、2月27日に待望のリベンジライブ「ゾンビランドサガLIVE～フランシュシュ LIVE OF THE DEAD “R（リベンジ）”」が実現しましたね。このステージを通して、グループ感や2期に向けての結束が深まったのでは？

本渡　各々がリベンジライブに向けて抱いていた思いが、みんな同じ方向を向いていたように思います。「このチーム、すごく仲が良いな」と思っていましたし、私自身、みんなのことがとても好きで、会う度にうれしくなりました。リベンジライブを経て、そういう思いが一段と強くなったような気がします。

田野　うん、強くなった気がする。

河瀬　全員のことを尊敬しつつ、一緒にばかやれるというか。ふざけた話もできて心地良いけれど、立ち止まったり悩んでいる時には「こうしてみればいいんじゃない？」と声をかけてくれたり。友達であると同時に、学びもある。「中学高校のマブ」みたいな感じです（笑）

田野　マブ！（笑）

本渡　（笑）

田野　疲れてるなとか、今日調子が良くないなって時もあるけど、みんなで集まると、それが吹き飛ぶというか。リハで「こうやってみよう」「ああやってみよう」って提案しあったり、楽しい話になったり。……良いマブに出会えたなと（笑）

河瀬＆本渡　（笑）

本渡　この現場は、私たちだけじゃなく、ほかの役者さん、スタッフさんたちともとても仲良くさせていただいてます。それぞれが真剣に、楽しく、作品と向き合っていて、2期に向けて稼働が始まった時に、この空気感が「ゾンビランドサガ」だなって実感しました。この場所がずっと続いてほしいなと改めて思いましたし、このチームでいろんな場所に行きたいです。プライべートでもずっと仲良くいたいです（笑）