2021年6月13日(日)12:30
明石家さんま、下野紘に“花江夏樹風”をリクエスト 挑戦するもボツに
「漁港の肉子ちゃん」は公開中
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明石家さんまが6月12日、都内で行われた劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の公開記念舞台挨拶に出席。企画・プロデュースを務めたさんまは「『おいでやすこが』のこがけんから『プロデューサーが前に出る映画は絶対面白くない』って言われたので、今日は控えめにいかせていただきます」と宣言しつつ、プロデューサー自ら何度も前に出て盛り上げた。
本作は、西加奈子氏のベストセラー小説を原作に、ワケあり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が巻き起こす奇跡を描く感動のハートフルコメディ。「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」「映画 えんとつ町のプペル」などのSTUDIO4℃がアニメーション制作を手掛けている。
この日はさんまのほか、ボイスキャストを務めるCocomi、花江夏樹、石井いづみ、下野紘、渡辺歩監督が登壇。さんまは緊張気味のCocomi、石井のコメントに補足して和ませたほか、舞台公演のためこの場にいなかった肉子役の大竹しのぶを「嘘です。来たくないらしいです」といじって笑わせた。
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役柄との共通点の話題では、キクコの同級生・二宮を演じた花江が「普段は声が小さいのですが、二宮も声が小さいのでやりやすかったです。監督から人と会話しないような感じと言われて、最近のマイクは性能が良くて助かりました」と回答。さんまは「プロデューサーとしては(『鬼滅の刃』の)炭治郎でやってほしかった」と本音を明かすと、花江は「この世界には全然合わないですよ。もう、さんまさんの首を切ります」と返し、さんまも「飛沫の刃」とのっかって笑わせた。
下野は、演じた役のひとつであるとかげの声を5パターン用意してきたそうで、さんまは「ボツになった声もいっぱいある。こっちもどんどん(リクエストが)出てきて、最終的には『花江君でやってくれる?』って言ってしもうた」と苦笑。下野は「花江君と、あとCocomiちゃんでやってくれるって言われて、やったんですけれどボツでしたね」とアフレコの様子を明かした。舞台挨拶ではそのほか、原作者の西からの手紙が司会に代読された。番組で共演した際に、さんまは輪廻転生の最終形態と表現したことに触れ、「その気持ちは今も変わらないのですが、欲も出てきました。さんまさんにはまた生まれ変わっていただきたいです。生まれ変わって、今度は肉子ちゃんのような女性になっていただきたいです」と西からのメッセージが伝えらえると、さんまは「素晴らしいです」と喜んでいた。
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最後に、Cocomiは「ひとりでも多くの方に漁港の肉子ちゃんを楽しんでいただいて、心の栄養にしていただけたら嬉しいです」と挨拶。さんまは知り合いから反響があったことを明かし、「小堺一機くんからは、『この映画はお腹が減って、心がいっぱいになる映画』だと言われました。今日からこれをキャッチコピーに使わせていただきます」とボケてから、「今日は売上どうもありがとうございました」とさんまらしい言葉で締めていた。
作品情報
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食いしん坊で能天気な肉子ちゃんは、情に厚くて惚れっぽいから、すぐ男にだまされる。一方、クールでしっかり者、11歳のキクコは、そんな母・肉子ちゃんが最近ちょっと恥ずかしい。そんな共通点なし、漁港の...
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