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ニュース 2021年8月19日(木)13:00

韓国発・整形サイコホラー「整形水」吹き替え版に沢城みゆき、諏訪部順一、上坂すみれ、日野聡

沢城みゆき、諏訪部順一、上坂すみれ、日野聡が出演

沢城みゆき諏訪部順一上坂すみれ日野聡が出演

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韓国発の“整形サイコホラー”劇場アニメ「整形水」の日本語吹き替えキャストが、沢城みゆき諏訪部順一上坂すみれ日野聡に決定した。

原作は、日本では「LINEマンガ」で独占配信中のオムニバス作品「奇々怪々」。グローバルでの累計閲覧数は31億回を超え、韓国「NAVERWEBTOON」サービス内での評価は10点満点中9.9点を獲得している。劇場アニメ版は、チョ・ギョンフン監督のデビュー作で、2020年にロックダウン中の韓国で劇場公開され話題を呼んだ。

主人公は、人気タレントのメイクを担当しているイェジ。小さい頃から外見に強いコンプレックスを抱いているイェジのもとに、顔を浸すと、自らの手で自由自在に思い通りの思い通りの容姿に変えることができる奇跡の水“整形水”が届く。美しくなりたいという欲望に駆られたイェジは、“整形水”を試す決意をするが、しばらくすると周囲で不審な出来事が起こり始める。

日本語吹き替えキャストは、主人公イェジ/ソレ(整形水使用前がイェジ/使用後がソレ)を沢城、イケメンで高学歴の新人俳優ジフンを諏訪部が演じ、イェジの外見を罵りからかう人気タレントのミリを上坂、芸能事務所のマネージャー・キムを日野が担当した。整形水の使用前後で別人のように生まれ変わる主人公を演じ分けた沢城は、「私が演じたイェジはまだまだ美人初心者。峰不二子のようには決して振る舞えない(笑)あくまでも頑張って背伸びしていることを意識しました」と、代表作のひとつ「ルパン三世」のキャラクターをからめて説明。「通常太っている人を演じる時は、低めに声を作ることが多いのですが、今回は音響監督から、『口に綿を入れましょうか』と提案をいただき、人生で初めて(笑)チャレンジしました」と収録の裏側も明かしている。

「整形水」は9月23日から全国公開。日本語吹き替えキャストのコメント全文は以下の通り。

沢城みゆき(イェジ/ソレ役)】
・役柄について
私が演じたイェジはまだまだ美人初心者。峰不二子のようには決して振る舞えない(笑)あくまでも頑張って背伸びしていることを意識しました。通常太っている人を演じる時は、低めに声を作ることが多いのですが、今回は音響監督から、「口に綿を入れましょうか」と提案をいただき、人生で初めて(笑)チャレンジしました。

・作品について
ホラーは苦手なジャンルなのですが、実際に見てみると、想像よりポップな印象で、すごく清潔感が立つ作品でした。Made in Japanとはまた違う雰囲気をまとっています。ラストは、日本だとそこまでやらないと思うほどの衝撃の展開。もう1歩も2歩も転がり落ちていくんだというのは、韓国ならではともいえるかもしれません。

諏訪部順一(ジフン役)】
・役柄について
サスペンスやホラーはとても好きなジャンルで、物語も面白そうだったので、オファーをいただいた時に「ぜひ!」と返答させていただきました。実際、とても楽しかったです。最初に真実のジフンを構築し、そこにもう一枚被せるような、演技の上に演技をレイヤードするようなイメージで演じました。原音のセリフ音声を踏まえつつ、日本語版の台本に書かれているセリフをきちんと読み解き、その時々の表面的、内面的な感情をきちんと表現できるよう努めたつもりです。

・作品について
現代社会の歪みをベースにしたダークファンタジーとも言うべきこの物語の結末には、自分も「えぇーっ!?」と驚愕しました。後世に語り継がれるレベルではないかと思います。ぜひ御覧いただきたいです。

上坂すみれ(ミリ役)】
・役柄について
私が演じたミリは、芸能界に来る前は本当に普通の子だったのに、もてはやされるうちに心がすさんでしまい、結果として気性の激しいタレントになってしまった人だと自分なりにイメージを膨らませていきました。

・作品について
テーマは美しさですが、ここまで外見至上主義を描いた作品はないと思います。出てくる人皆、美を追い求める以外の感情がすごく欠損していて、思いやりや優しさを失ってしまう。その代償として美を手に入れたとしても、そこに意義はあるのだろうかと?と容赦なく我々につきつけます。それが今の韓国のパワーなんだなと思います。

日野聡(キム役)】
・役柄について
見る人によってとらえ方が変わってくる役柄です。彼が一体どこまでを知って行動しているのか?僕自身も台本を読んでいて様々な可能性が残されていると思い、どこに軸をおいて演じていくべきか、難しさと面白さがありました。ある仮説を元に演じたのですが、いろんな想像ができますね。

・作品について
作品の発想が非常に面白く、且つ物語的にも怖くドキドキするエンタメ作品で、演じるのを楽しみにしていました。美しさだけが本当の幸せではないというメッセージ性の強い作品だと思います。安易に美を手に入れられる怖さや、本質を見極めることの大切さについて考えさせられ、さらに、欲しいものを手に入れてしまうと、さらなる欲がでてしまう人間の恐ろしさを描いているのも、この作品の魅力です。

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